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人との距離感

バウンダリーの講座を受けた。
他人との距離の取り方は、人それぞれだ。
近い人もいれば遠い人もいる。

距離感には、母親との距離感が影響しているとのこと。
母親との距離が近い・・・人との距離が近め
母親との距離が遠い・・・人との距離が遠め
※その傾向が強いということで、絶対ではない

私はどちらかといえば、いや、どちらかと言わなくても、人との距離は遠い。
考えてみれば、確かに母親との距離は遠かったような気がする。
小さい頃から母親に片思いをしてきたように思う。
こちらを向いてくれない、っていう思いを抱えていた。
母親は母親で、うまく私に近づけなかったようだ。
お互いに距離感を測れない親子。
私としては、なんだか遠目からジトっと見られているような感覚をずっと感じていた。
そしてそれがとても居心地が悪かった。

その感覚を、周りの人間関係に投影するから色々ややこしい。
仲良くなりたいけど、その距離感に慣れていないから突然離れたくなる。
ズカズカと距離を詰めてくる人は拒絶レベルで嫌になる。
でも好きな人には、こちらの意思関係なく強引に引っ張ってほしいという願望もある。笑

自分の距離感を見直したい場合は、母親との関係を見つめ直すのがいいとのこと。
子どもではなく、大人の一人の人間として母親を見る。そして感謝する。
子どもとして母親を見るのではなく、大人として母親を見ることがとても大事。

とある心理カウンセラーのブログに「あのオバハンも色々あったんだ、と見てみる」と書いているのを見て、すごく腑に落ちたことがある。
母親ではなく、一人の女性として母親を見たときに、違ったものが見えてくるなぁと実感した。
一人の人間としての人生。生き様、苦しみ、喜び・・・
母親というフィルターが見えなくしているものもあるよなぁと感じる。

そこを見つめることは同時に、子どもが本当の意味で自立するということなのかもしれない。
私はまだ自立できていないのかもなぁ。
・・・なんて、自分攻めに入るのはやめようと思った、9:10。