筆なんて、生きる上で必要ない、と思われる方も多いですし、

実際のところ、絶対に必要かと言われると必要ではないです。

こんな仕事しているので身近に筆はありますけれど、

日常生活に不可欠とはさすがの私も言い切れません。

何年か前に、京都へ旅行に行った時、

いくつかのお寺で写経をしました。（画像はその時のものです）

めちゃくちゃ書きにくい筆ペンでしたけど、

集中して書くのは楽しかったです。

そしてそこで一番気になったのは、お寺によって写経のお手本の文字が違うことです。

いろいろな字の形で書く般若心経は楽しかったです。

集中して書けて楽しいという方は私だけではないと思います。

書道は文化庁の区分では伝統文化の中に入っていません。

「生活文化」にあります。

生活の中で毛筆を生かしていく文化をもっと考えられたらいいなと思います。