知りませんでした．金木犀，秋に二回咲くこともあるのですね．近頃，老化の影響を目や耳に感じるので，ついに鼻まで花の香りを間違えて嗅ぎ始めたかと焦りました．（感じないのではなく，感じるのだから，老化ではないだろうなと思いましたが，，，）

　WEBで検索してみたら，よく知られていた事実のようです．同じ樹が毎年咲かせるわけでもないようで，天候や諸々？の条件次第のようです．

　ふと考えてみたら，今までにも金木犀たち，二回その香りをあたりに漂わせていたのかもしれません．ただ私が，単に「今年の金木犀は，エライ長く香りがするなぁー．」と思っていただけなのかもしれません．たぶん鈍感な私の鼻も，さすがに，今年のように一月以上の中休みを取ってからの”香りのお手紙”には気づきます．

　植物や樹木が花や果実をつけるのは，次の世代を残すための”戦略”だと思います．昆虫や動物による受粉補助や遠い場所への移動などをするためなのでしょう．金木犀，香りを年に二度も振りまいて，かなりの努力家なんだなとその小さな黄金色親しいさな花を見ながら，鼻をクンクンさせている今年の秋．　来年は，二度香るかな？　楽しみがまた一つ増えました．