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コミュニティ横断型イベント「コミュニティ・リンク・パーティin北九州2024」開催レポート

はじめに

2024年1月17日に北九州で様々なことに取り組むコミュニティによる横断型イベント「コミュニティ・リンク・パーティーin北九州2024」が開催されましたのでレポートを記します。


開催の経緯

「開催されました」と他人事のように書きましたが、声がけさせていただいたのは私でした。私も運営に携わるITコミュニティ『Code for Kitkayushu』では毎月第三水曜日に定例会を実施しており、例年1月は新年会をしているものの、せっかくなら他のコミュニティとの接点も持ちたいと思ったのがきっかけです。そして北九州の創業支援施設である『COMPASS小倉』事務局長である福岡さんをお誘いしたところ、さくっと企画スタートしました(笑)

わずか一往復での意志判断。これがスタートアップ…!

開催趣旨

北九州はコミュニティ活動が盛んで、色々なコミュニティが存在しますので、趣旨は以下の通り定めました。

  • ITコミュニティ、コワーキングスペース入居者コミュニティ、スタートアップコミュニティなど、新しい取り組みに積極的な方々が参加するコミュニティ同士が出会い、それぞれの参加者が交流する場を提供する

  • 各コミュニティや特に積極的なメンバーによる紹介ピッチを通して、北九州で挑戦する人たちを後押しする

この趣旨のもと、知り合いのコミュニティにお声がけを進めていった結果、8つのコミュニティが参加する横断型イベントが誕生しました。
お声がけした中には、残念ながら当日別イベントがかぶっていてご一緒出来なかったところもありましたが、ぜひ次回以降ご参加いただきたいですね。

企画の検討

大枠の趣旨は定めたものの、細かい企画内容は決めていませんでしたので、各コミュニティで企画に加わっていただける方々でFacebookメッセンジャーグループを作成し、検討を進めていきました。
各コミュニティ運営者が自己紹介も進めたりして、「コミュニティ紹介だけだとやはりちょっと楽しくないよね」とか、「ボードゲームなんかも出来たら良いよね」など、様々な意見を出し合うのは、それだけでも楽しくて共同で企画を進める意義は大きいし、自分だけでは思いつかないアイデアも飛び出してとても良かったです。

イベントの告知はCOMPASS小倉のWebサイト・SNSをはじめ、各コミュニティからの発信も行われました。

イベントスタート

そして迎えたイベント当日、参加者は約30名。当日飛び入りでの参加もいただきました。

司会は北九州市立大学2年生で現在COMPASS小倉インターンの前田希実さん。運営メンバーグループ内で司会を募集したところ、真っ先に手を挙げていただきました。複数コミュニティ運営メンバーがいる中では、誰もが様子見だったり気後れしがちな中でも表明されたその心意気はとてもとても素敵です。

また、この会に向けて、なんと株式会社スターフライヤー様から、通常機上でしか飲めないリンゴジュースと飴、そしてスターフライヤーロゴ入り紙コップを差し入れいただきました。

スターフライヤー様からの差し入れ。普段は飲めないジュースにテンションも上がります。

開会挨拶は僭越ながら私が務めさせていただき、いよいよ会がスタートです。(お伝えしたメッセージについては最後に改めて)

マシュマロ・チャレンジ

まずアイスブレイクとして行われたのはマシュマロ・チャレンジ。
御存じない方も多いかと思いますので(私も初めてやりました)、日本マシュマロチャレンジ協会のホームページからルールを引用。

<用意するもの>
・​乾燥パスタ:20本(1.7mm推奨)
・マスキングテープ:90cm
・ひも :90cm
・マシュマロ:1つ
・はさみ:1つ
・メジャー:1つ(記録測定の為)

<マシュマロチャレンジのルール>
4人1チームで、作戦タイムも含めて18分間で行います。
自立可能で出来るだけ高いタワーを立て、タワーの上にマシュマロを置きます。(パスタに刺してもOKです)
テープで足場を固定してはいけません。
パスタやテープ、ひもは切ったり、貼ったりするのはOKです。 マシュマロは切ってはいけません。 計測の最中もタワーが立っていなければ、記録とはなりません。

http://www.marshmallow-challenge-japan.org/

シンプルでありながらも素材の制限など奥深いゲームに参加者一同和気あいあいと、真剣に取り組んでいました。

まさに老若男女が力を合わせる形に

そして、18分間の熱戦を経て優勝したのは…私の所属するチームでした。一応、念のため言っておきますが私自身初挑戦で、30秒前まで全く立たない状況だったのが奇跡的に自立したのが功を奏しただけで、計測にも手心は加えておりません^^;
優勝チームへの商品として、COMPASS小倉からコワーキングスペース1日利用券×2枚(ペアでお越しください、とのことでしたのでどなたか一緒に行きましょう(笑))と、なんと参加者でもあるCode for Kitakyushu大下さんからIoTキット・ガチャポン詰め合わせセットを頂戴しました。

喜ぶ面々。優勝の要因はゲーム経験者(右から2番目)と普段から建築物に関わられている不動産屋(右から3番目)がいた事が大きかったと思います(笑)

各コミュニティ紹介

マシュマロ・チャレンジで場が盛り上がったところで、続いては各コミュニティ紹介。各コミュニティ発表の様子と、許可をいただいているコミュニティについては資料も掲載しております。


Kitakyu U29

まちづくりに関わりたい若者が活発に交流し、若い世代に選ばれるまちを目指すためのつながりを生み出すネットワークです。

29歳以下だけでなく30歳以上の方々も一緒に北九州を盛り上げていかれるとのこと

Code for Kitakyushu

Code for KitakyushuはITの力を使って、地域が抱える課題を市民自らが解決し、北九州市を中心に地域活性に取組むコミュニティです。

過去、北九州テイクアウトマップなども開発・運用していました。

Power Platformユーザ勉強会

Microsoft社『Power Platform』(Power BI, Power Automate. Power Apps他)を活用して業務の効率化・デジタル化を推進されている事業者の皆様の効果的な活用方法や実際の活用事例などを共有し、より良い成果につなげて頂くことを目的としています。

堅苦しいのは苦手なので、ゆるーーーーーーい会にしたいと思っている、とのことです。

City Circle

若者によるムーブメントを起こし、まちに循環を生み出す若者団体です。

2/23-24に実施する「キタキュンFES」の紹介も。

The Partyz

「挑戦したい学生と挑戦している社会人の交流の場」をコンセプトとして、九州を中心に開催しているピザパーティー形式の交流イベントです。学生さんは100円で熱々のピザが食べられます!

九州を中心に8エリア累計47回実施とのこと

<挑戦の窓口>

九州中の学生コミュニティ
九州の学生を一つのコミュニティプラットフォームで繋げることで何か新しい可能性が生まれるのではないか。。。そう考え設立されたコミュニティ。九州で今頑張っている学生同士の繋がりを促進するだけではなく、「何かしたいけど何をしたら良いのかわからず、熱量だけはある」学生たちが相談できる窓口となることを目指している。

「挑戦の窓口」を設けて九州中の学生が繋がれる場を創るとのこと。

Startup Weekend北九州

Startup Weekend(スタートアップ・ウィークエンド)は、全世界で7,000回以上開かれ、50万人以上が参加しているスタートアップ実践イベントで、金曜日の夜から日曜日までの54時間で仲間づくりをしながらアイデアのプロトタイプを作りあげる起業のコミュニティです。

全世界、国内でも70か所以上で行われているStartup Weekendについてギャグも交えつつご紹介いただきました。

最後に、COMPASS小倉を代表して事務局長福岡さんから3/27に開催される『WORK & ROLE 2024』についてご案内いただきました。

起業家に優しいまち北九州を代表して熱意をお伝えいただきました

フリータイム

紹介が終わった後は、会場内のテーブルごとに各コミュニティの登壇者が割り振られ、興味のあるコミュニティのテーブルに移動してさらに話聞いてみたり、初めて会う方々同士で名刺交換したりと、短い時間ではありますが交流を深掘りしました。
中締めの挨拶をしてもなかなか帰ろうとしない皆さまの姿こそ、今回の会が成功だった証ではないでしょうか。

終わりに

多様なコミュニティを知る事は生きやすさにつながる

会冒頭の開催挨拶でもお話ししたり、以前も記事にまとめたことがあるのですが、コミュニティとは「共通の属性を持つことに意義がある集まり」なのだと思います。一方で、いわゆる会社のような組織は「共通の目的(利益)を目指すことに意義がある集まり」とも。

もちろん、この二つの特性はそれぞれ相反するというよりも、どちらの属性をより多く持っているか、でそれぞれの集まりの特色が出てくるのだと思います。
会社の中においてもコミュニティ的要素は必要ですし、逆にコミュニティの中でも会社的要素を入れることで活動が活発化したりします。
ただし、コミュニティの属性を中心とした集まりでは基本的には雇用のような契約は存在せず、信義則がベースとなります。
かのタモリさんの名言「真剣にやれ、仕事じゃねぇんだぞ!」という言葉の通り、コミュニティだからメンバー間で何をやっても良い、という話ではなかったりするわけです。

そんな中でも、繰り返しになりますがコミュニティは「同じ属性を持つ」ことに意義があるので、いうなれば同じ属性を持つだけでも良いのです。つまり、コミュニティは居場所となるのです。

1人の人間が、たった1つの属性だけで構成されている、という事はあり得ません。年齢、性別、出身地、居住地、趣味、現在あるいはこれまで職業、価値観など、実に様々な属性を持っています。
ということは、それぞれの属性の数だけ、コミュニティを通じた居場所を持てる可能性があるのです。
生きていく上での立脚点は多ければ多いほど、自らの足で立つことが出来ます。たとえ一つの足を失った(言い換えると属性が変わった、コミュニティ内の人間関係が上手く行かなくなった、など)としても、残りの足で引き続き立ち続けることが出来ます。
足が一つしかなければ、その足に固執し、自己防衛本能として傷付かないように、逆に関わる方々を傷つけてしまうかもしれません。変化を受け入れることもし難くなってしまうでしょう。

だからこそ、1つのコミュニティにだけ所属するのではなく、様々なコミュニティを知り、無ければ作り(コミュニティを創るのは実はとても簡単です)、同じ属性を持つ方々と居場所を形成していってほしい。それが生きやすさにつながるのではないかと考える次第です。

謝辞

今回の企画において真っ先に賛同いただいた福岡さん、司会を買って出てくれた前田さん、コミュニティを代表して登壇いただいた皆様、企画運営メンバーとして関わっていただいた皆様、会に参加いただいた皆様、会場スタッフとして動いていただいたCOMPASS小倉の皆様、差し入れをいただいたスターフライヤー様、普段コミュニティ活動をご一緒いただいている皆様、普段から暮らしを支えてくれている家族、そして、私にコミュニティの意味と意義を教えてくれた藤崎さん、本当にありがとうございます。
今回ご一緒いただけなかった方々も、ぜひまた次回以降ご一緒しましょう!

最後はピースサインで!


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