勉強したくない子どもは高校に行かなければよい!?
「勉強したくないなら高校行かなければいいのでは?」「勉強嫌いなのに無理して子どもを偏差値の高い高校に行かせる必要はない」
このような意見を聞いたことがあります。
私はこの意見は間違っていると考えています。
「明確にやりたいことがないのであれば、親はなるべく偏差値の高い高校を子どもに目指させるべき」
私はこのように考えています。例え子どもが勉強が嫌いであろうと、その子が目指せる範疇でなるべく偏差値の高い高校を目指させるべきだと考えています。
理由は「将来の選択肢が広がるから」です。
例えば、子どもが勉強が嫌いで特にやりたいこともないのに高校に行かず、中学を卒業して働きに出たとしましょう。
そうなるとやりたいことがなく、就職したので「やっぱり仕事辞めたい」と思う可能性が高いです。
しかし、辞めたくてもなかなかやめることが出来ない。社会のシステム的に「中卒を雇ってくれる会社」は少ないからです。今の仕事を辞めたところで他に雇ってくれるところが少ないのでやめることが出来ません。
先生になりたい、医者になりたい、弁護士になりたい。このように思っても後からは取り返しがつきません。
偏差値の高い高校に入れば、将来の選択肢が広がり、後から「あれがしたいこれがしたい」と考えることができます。
現状の社会のシステム的には、本人にどれだけ高い能力があろうと「医者になるには医学部卒業して~」「弁護士になるには法学部卒業して~」などルートが決まっていますので、そのルートに乗らなければいけません。
よって私は「明確にやりたいことがないのであれば、親はなるべく偏差値の高い高校を子どもに目指させるべき」だと考えています。
特に勉強が嫌いな子は「別に高校行ければどこでもいい」と思う子が多いです。しかし、「特に将来やりたいこともない」とも言います。
子どもが「偏差値の高い高校に入る重要性」がわかっていないのは当然のことです。将来のビジョンが明確にある子どもの方が少ないです。
そのため、「なるべく偏差値の高い高校を目指させる」「勉強嫌いでもその子が頑張れる範疇で勉強させる」これは親としてやるべきではないかと考えています。
というわけで今回の話をまとめると
・「明確にやりたいことがないのであれば、親はなるべく偏差値の高い高校を子どもに目指させるべき」
・「偏差値の高い高校に行く理由」は「将来の選択肢を広げるため」高校に行かず後から将来の夢を考えても社会のシステム的に取り返しがつかないことがある。
・勉強が嫌いでも子どもが頑張れる範疇で勉強させるべき。それが将来の夢につながる。
明確なビジョンを持つ子どもはそれだけでモチベーションが高い。そうでない子どもも、とにかく工夫を凝らして勉強に対するモチベーションを高める必要があると思います。
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