『なわけw』2022年7月22日(金)
おはようございます。
藍澤誠/Jの先生です。
以下、定額マガジン用の日記です。
今日、塾で三者面談を設定しました。
面談を設定したのは中2の女の子で、学校に行けていない、行ったとしてもごく短時間しかいけない、という状態の子です。
学校側はせめて課題だけでも提出しなさいというのですが、課題をやらせて良しとするのが最善手でしょうか。
学校が与えられるものが「課題」だけ、しかもその課題は、その子の夢に直結しているわけでもなく、休んでいて習っていない単元であり、それをせめて、というのはおかしい気がします。当然そんな課題はできっこないし、やったとしても、その子の未来が開けていくわけでもありません。
学校に来られない子にあわせた課題をつくってあげるならまだしも・・・
そんな一人一人にあわせてサービスをしてられない、というのは違う気がして。一人ひとりにあわせられる設計にしても良いのでは、と藍澤誠/Jの先生は思います。
そんな流れで開いた三者面談ですが、お父さんを呼ぶ前に、本人に先に来てもらって伝えました。
「今、一番夢中になっていることについて話すからね」
本人が夢中になっているのは「配信」です。
私はよく把握していないのですが、自分のライブみたいなのを持っていて、本人の話では「ちょっと人気がある」らしく、まったく知らない人たちに、日々のことをしゃべったりする(顔出しはしていない)「配信」がすごく楽しく、中には投げ銭的なもの(課金はできないのでポイントみたいなもの)ももらえているみたいで、アプリを見せてくれました。
「その話をするからね」
「恥ずかしいですね」
「でもさ、そこを伝えないとがまんして普通の高校行けとかって話になるし、やりたいことずっと隠しているままになって協力もしてもらえないし、何やってるんだとか何をやりたいんだって聞かれたときウソつき続けることになるし」
「ですよね」
「意外とお父さん、配信好きかもよ」
「なわけw」
そんなわけで、面談を設定し「配信者」の夢を勇気を出してカミングアウトしたのですが、まさかのお父さんも「配信」で応援している子がいることが判明。なんでも知り合い関係にすすめられて(配信を始めた知り合いの知り合いがいるらしい)それでたまに見ているとか。
まさかの説得大チャンス!
「私たち世代の価値観だと、なんだそれ、って思うような仕事でも、誰かを支えたり励ましたりしてるわけだし、それで思い切りやってみて、やっぱこれ違うなって思ったら思い切りやった経験が次につながると思いますし……学校行かないまま、ただ課題をやっていてもしょうがないから、ここは思い切っちゃおうと思うのですが。もちろん、人の子だったらいいね、って話でも自分の子だと躊躇するのは当然なんですけど、私としては応援してあげたい気持ちです」
「いい……かな?」
「家族とか……私は家族じゃないけど、近くにいる人が自分を応援してくれていると、本人すごく安心できると思います。私も配信なんてぜんぜん知らないけど、これからはいろいろ調べたり、チャンスがあったら自分でもやってみて把握してみます」
お父さんは答えました。
「オレだって、見ず知らずの人を応援するより、自分の娘を応援したいよ。お父さんも協力するよ」
女の子は嬉しそうでした。
なぜかお父さんもデレデレしていました。
反抗期の娘を抱えたギスギスした親子ではなく、幼稚園くらいの仲良さそうな親子をみているような感覚。
いろいろな事情があって今の状態があると思うのですが、ずっとかわらず娘が大好きなんだと思います。
「ねぇ、お父さん」
「ん?」
「今から水着買いに行っていい?」
翌日プールに遊びに行くために使う水着だから安心してください。
学校は行っていないけど友達とはいっぱい遊ぶ。
そんな夏休み、最高だよね。
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