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東北・北海道旅行 4日目


青森と北海道函館を結ぶ津軽海峡フェリー

夜もまだ明けきらぬ早朝の便で北海道へ渡るため、
フェリー乗り場で夜を明かし、子どもたちが寝ている間に
車は静かにフェリーへ乗船。

子どもたちが寝ている間を利用し、早朝出発できるのもキャンピングカーの利点。

船に乗ってしばらくすると子どもたちが起きてきて、客室フロアへ上る。
船の名称は”ブルードロフィン”

初めて渡る津軽海峡は石川さゆりの”津軽海峡冬景色”の歌詞にあるような荒れた海でもなく、寂れた暗いイメージはない。

ブルードロフィンはまるでホテルのような内装で、2010年に完成したという新しい船。どこもかしこもゴミ一つなく、シャワールームに電子レンジが並ぶミニキッチン、キッズルームにゲームコーナーまであり、まるで豪華客船のよう(乗ったことがないが・・・)。

窓側に並べられたソファでのんびり穏やかな海を眺めながらここが本当にあの石川さゆりが厳しい表情で歌っていた津軽海峡か。と思ってしまうほど。

船の揺れがほとんどないため、函館までの約3時間。宿題をしたりしながら
子どもたちものんびり過ごした。もちろんWi-Fi完備。

そういえば、キャンピングカーには車のエンジンを始動するバッテリー(メインバッテリー)以外にサブバッテリーがついていた。

サブバッテリーは運転していれば充電されるので、基本的に冷蔵庫や夜の室内灯などはサブバッテリーで充当できた。 我が家は携帯電話やiPadの充電も大量のため、個人のデジタル機器はできる限り運転中に充電するためシガーソケットへ接続する充電器のプラグをつけて運転中はフル活用していた。

もちろん、Wi-Fiはキャンピングカー内にはないため、フリーWi-Fiがある船の移動中はまとまったメール処理などサクサク進み有難かった。

ちなみに、キャンピングカーの旅、初年度の2020年の夏は外部電源を利用できるRVパークなどの使用はなかったが、2021年のキャンピングカーの旅行では初めて利用し、バッテリーに気を使わず使用できるRVパークの便利さを学んだ。

函館到着後、港のすぐ近くにある函館朝市へ。

ここで朝食兼昼食をとるために、フェリーでの食事を我慢していたので、
お腹がいい具合に空いていた。

函館の街もコロナ禍だったからか人気もほとんどなく、人気店と言われるお店に並ばずに入ることができた。

入ったお店は”きくよ食堂”

ウニ・いくら・ほたて・蟹がたっぷりのった4色丼。
大きなボタンエビとイクラがたっぷりのった海老いくら丼。

などなど北海道の新鮮な魚介をふんだんに使用した丼が有名な歴史あるお店らしい。

お値段は少々お高く、観光客向けなのでしょうがないのだが、やはり函館に来たら海鮮丼を食べようと決めていたので、イベントとしても楽しく美味しくいただいた。

その後、市場内を散策。海だけでなく大地の恵みも多い北海道。メロンを代表とするフルーツやとうきび。北海道ではトウモロコシをとうきびと呼ぶそうで、唐の国から伝わったキビに似た植物。という語源からとうきびと呼んでいるそうだ。
(*実際は16世紀にポルトガルから輸入されたよう)

味見をさせていただきながら本場の美味しい北海道の食材にどれも
これも心惹かれつつ、カットメロンをデザート代わりに食べ、函館朝市名物のイカ釣りを体験。

生簀で泳ぐイカを釣り、その場で捌く様子をみながら、その場で食す。

イカは以前、九州佐賀の呼子で食べたイカが絶品で忘れられない味だが、ここでは子ぶりながら流石、先ほどまで泳いでいたイカをその場で食べたので、口の中でプリプリ動きとても美味しかった。

それにしてもどこもかしこも観光客の姿が少ない。北海道の夏といえば、観光客でごった返しているイメージだが、市場関係者も閑古鳥の泣いているこの状況に嘆きつつ、オンラインなどの直販もアピールもしていた。

その後、函館からインバウンドでも人気のニセコへ。

友人家族は毎年休みになるとニセコに家族で滞在し、子どもをニセコのインターナショナルスクールが開催しているサマースクールに入れている。

世界屈指のパウダースノーと美しい羊蹄山を抱えるニセコはオーストラリアやニュージーランドからの移住者も多いという。

アジアの富裕層も増えてきたようで、そんな富裕層向けの大型コンドミニアムが立ち並び、オシャレなレストランがたくさんあると聞いていたので、事前に友人からおススメの場所を聞いて伺ったのが高橋牧場

ここで友人おススメの北海道一というソフトクリームを食べ、広い敷地内を散策。夕ご飯は同じ敷地内のレストラン”PRATIVO"さんでいただく予定が、
なんと休業中。

たしかに、サマーシーズン真っ盛りのニセコの街はどこもかしこも観光客らしい姿は少なく曇り空の天気も相まって寂しいほど閑散としていた。

他のお店を探すも、コロナの影響で休業中が多い。しかたなく、ニセコ駅前の”立ち寄り湯 綺羅乃湯”さんでお風呂に入りながら付設の食堂で食事をしようと伺うも、食堂まで休み・・・・

しかたなく、売店でカップヌードルを購入し、入口のカフェスペースでお湯をいただきながら寂しい夕食。

事前に友人から聞いていたニセコのキラキラしたイメージはコロナ禍のせいか、はたまた、暗くどんよりした厚い雲のせいか、残念な印象だった。

ただ、ここのお風呂にコインランドリーあったため、洗濯ができたのは良かった。
4日目にして初めての洗濯!乾燥機も使用したので、時間はかかるが、お風呂に入りながら時間をつぶした。

お風呂に入ったのち、車をニセコの道の駅”ニセコビュープラザ”へ移動し、夜を過ごす。





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