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謹賀新年 「選んだことなんてわずか」

訪れてくださり、ありがとうございます。
本記事は、米国オレゴン州・ワシントン州を中心に毎月1万部発刊されている「夕焼け新聞」に連載中のコラム『第8スタジオ』の転載記事(修正・加筆含む)です。本記事は1本300円の入場料をいただきます(価格は字数や内容によって変動します)。なお「夕焼け新聞」というマガジンでご購入頂くと各記事を単発で購入するよりもお得ですので、ご検討ください。マガジン購読者の方は、過去記事も来月以降配信の記事も読むことができます。
「第8スタジオ」は1ヶ月に1本のペースで配信しています。2017年からスタートし、現在までに74本の記事をお届けしてきました(個人的にこの年月にびっくり!)現時点で終了予定はありません。
異国で暮らす日本人の葛藤、就活、仕事、家庭、育児、バイリンガル教育、ギフテッド教育などについて書いてきました。今後も取材を続けます。ここまで続けてこれたのは毎回記事を楽しみにしていて下さる読者さまのおかげです。感謝申し上げます。今年も一年どうぞよろしくお願い申し上げます。

▶︎謹賀新年挨拶


新年あけましておめでとうございます。2024年になりました。

年始に能登地震が発生し、今もまだ日常とは大変に遠いということを心配しています。どうか被災された皆さんが安心と安全を1日でもはやく取り戻すことをお祈りしています。暗い始まりですが、どうかどうかその中に一筋の光を見つけることができますように。

あなたは新年の幕開けをどこで迎えましたか。初日の出を見ましたか。誰と過ごしましたか。

この原稿を書いている今は、12月半ばなのですが、私は、サンディエゴで友人家族とポテトチップスロックという薄い岩から家族と初日の出を見ているはずです。しかしそれは予定であって必ずではない。さて、どうなっているでしょうか。不測の事態なく予定通りにいっているといいのですが。

「一年の計は元旦にあり」という言葉は妙にわたしを緊張させますが、あなたにとってはどうでしょう。毛利元就の、何事も最初が肝心という意味のこの言葉は、プレッシャー以外の何ものにも感じないほどわたしを追い詰めます。まるで元旦をきちんと過ごさなければその一年はたいしたものにならないと言われているようでね(苦笑)毛利さん、そんなにプレッシャーをかけてこないでくださいよ、という気持ちです。世に残る言葉は、偏っていて激しくないと残らないのかもしれないね。

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