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2023年紅葉まみれキャンプ旅 9泊目 つぶ沼園地キャンプ場

今日もひたすら南下。R4を外れて県道13号と302号、岩手県を縦に走る地方道だけど交通量も信号も少ないからとても走りやすい。奥州市からはR397を西に走る。

「円筒分水アクアパーク」アクアパークと言うからには水系の公園?立ち寄ってみたら大当たり、人一人いない公園で巨大な噴水が豪快に水を噴き上げていた。
放水時間は決められているらしく、たまたま時間に居合わせたわけでラッキーだった。

円筒分水アクアパーク

Google Mapでクチコミ数がやたら多くて気になっていた「おふくろ」が右側に出てきて車も2台しか停まってなかったので入店。天ぷらうどん1250円、Youtubeで言っているように見た目は蕎麦だけどうどんの不思議麺。うどんはクチコミほどでもなかったけど、天ぷらは旨かった。次に来るときがあれば天ぷらだけでもいいかな。

けっこう膨れた腹を擦りながら標高を上げていくとダム湖の奥州湖。紅葉狩りの観光客がたくさん訪れていた。観光後Uターンして戻る人が多いのでここから先はぐっと交通量が減る。今日の宿泊予定地の無料キャンプ場「つぶ沼園地キャンプ場」はこの先もう少し。

奥州湖

そして到着。ダム工事でもしているのかダンプが思いの外通る。坂道でエンジンをいっぱい吹かすのでけっこううるさい。
池の側にオートキャンプサイトが6区画、山側に炊事棟とトイレ、芝のフリーサイトに分かれている。

フリーサイトと炊事棟


オートサイトに地元民らしい男性二人がテーブルを広げていたので話をしてみると、ダンプは暗くなるまで。暗くなったらロクに乗用車も通らないらしい。
「泊まるんですか?」「僕たちはデイキャンプで帰りますけど、ここ絶対熊出ますよ。」「見たことあるの?「いや、なんとなく...。」
確かにに出そうな雰囲気はプンプンするし、注意喚起の看板には写真まで入っていたし、他のキャンプ場の熊注意看板とは違う。今までにない緊張はあるけど「熊が怖くてソロキャンプできるかーい!」
今までいろんなところでソロキャンプしてきたけど会ったこと無いし。ここをキャンプ地とする。

熊注意

ここのカーサイトは不思議な作りで、説明板では駐車エリア・焚き火エリア・テントエリアはこんな風に設置してくださいと丁寧なんだけど、砂利の駐車エリアはわかるとしても焚き火エリアは丸くコンクリートだし、テントエリアはコンクリートに緑の塗料を塗っただけ。地がコンクリートだからペグの差しようがない。コンクリート部を外して草の上にテントを張ったけど、こうするしかないよなー。
焚き火エリアのコンクリートは火事の心配もないし焚き火シートもいらないし、後の掃除も楽だったけど、もしかしたら直火もOKだったのかも。

カーサイト
どこにテントを建てようか?
結局こんな配置になった

彼らが帰って暗くなると車も通らぬ真っ暗闇。今夜も楽しいポツンと一軒家だ。ホォホォ、コーコーと鳥か獣かわからない森の音を聞きながら夜は更けていった。
念の為に手の届く場所にナタとハンマーと30cmペグで武装して、ラジオの音量も少し大きめつけっぱなしで眠ったけど、何ごともなく朝になっていた。
やっぱり隣に人の気配を感じるキャンプ場よりも、たとえ寂しく不安であろうとも完ソロの方がずっと好きだ。そういう体になってしまったらしい。

夜のつぶ沼
闇の中のポツンと一軒家

朝食は焼きそばホットサンド。
もちろんホットサンドメーカーなんて持ってないのでフライパン調理。
3袋入り塩焼きそばの2袋を食べて残った1袋のやきそばだけど、キャンプ場の朝にホットサンドとコーヒー、おしゃれキャンパーの仲間入りしたような錯覚が面白くて笑った。
昨日は雑炊、今日はホットサンド、高低差ありすぎだ。

おしゃれにホットサンド


つぶ沼園地キャンプ場はスマホの電波もないし、水も飲料不可だし、トイレもぼっとんだし、真っ暗で寂しいキャンプ場だけど完ソロなら楽しめるキャンプ場だ。中途半端に人がいても面白くないと思う。
このキャンプ場も再訪の予感がする。

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