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労務1年目が経験不足をカバーするために

こちらは労務 Advent Calendar 2023 の3日目の記事です。

年末調整の季節ですね。労務の皆さまお疲れ様です。
労務担当者がつながるコミュニティ「TERAKOYA」が、勉強になるし実務に役立っているという話をします。

筆者プロフィール

  • 分社化3年目、30名規模の会社で人事全般を担当

  • 労務を担当するのは1年目

    • グループ会社や社労士さんの助けを借りつつ、勤怠管理 / 保険等手続き / 福利厚生関連 / 労使関係管理 / 就業規則や社内ルールの管理 などを担当

    • SmartHRの 人事労務マイスター検定 を受ける予定(二度目)

    • 今年 TERAKOYA の存在を知り入会

労務の勉強、独学だけでは実務に結びつきにくい問題

私は労務を、実務とテキスト(人事労務マイスター検定 含む)で勉強しています。実務の対応頻度に比例して知識がついてきた気はしますが、逆に実務で経験しないことは身につきにくいと感じています。

テキストを理解できることと、実務で必要が生じた時に気付いて適切に対応できることの間に、隔たりがあるように思います。

労務の仕事の性質上、何かあった時にミスなく遅滞なく対応する必要があるにもかかわらず、経験不足のせいで見落としが発生してしまうのではないかと、不安です。

他社さんの実務が知りたくてTERAKOYAへ

実務に即した事例がたくさん知れると、経験不足を補えるのではないかと思い至りました。そんな中で知ったのがTERAKOYAです。いつも大変お世話になっています。

ここでは、週に1回以上の頻度で、各社の労務担当の方々のお悩み相談が寄せられます。業種や規模が様々だからこそ、自分が考えてもみなかったような話題が挙がります。
そして、運営の株式会社Gozalの方々を中心に、各社労務担当や社労士の方々から、相談に対する回答が複数寄せられます。

相談や回答を見るだけでも、かなり勉強になります。
TERAKOYAで見たやり取りをきっかけに、自社のルールを修正したり、対応を開始したことが、年内で複数ありました。実務に直接役立って、ありがたい限りです。

相談への回答を試みるのが、かなり勉強になる

自分の労務経験は、TERAKOYAにいらっしゃる方々の中ではだいぶ浅い方だと思いますが、相談内容によっては自分にも答えられそうなものがあります。

最初は「経験が浅い自分が回答しても、役に立てることはないだろう」と遠慮していましたが、徐々に、分かりそうなものに回答してみるようになりました。

せっかく回答するなら、自分が伝えようとしていることが本当に正しいのか、念のため確認しようという考えになります。確認する過程や、それを相談者の方の状況に沿ってまとめる過程が、自分にとってはかなり勉強になります。

このプロセスの中で、自分が課題に感じている「テキストを理解できることと、実務で必要が生じた時に気付いて適切に対応できることの隔たり」を、多少なりとも埋められているような気がします。

労務としての判断基準が分かりつつある

労務1年目でもう一つ困っていたのが「業務の重要度・緊急度が判断しにくい」という問題です。対応すべき事項が10個あったとして、10個すべての緊急度と重要度が高く見えていました。
実際はそんなはずがないのですが、判断基準が分からないし、調べるにも時間がかかります。

ここでもTERAKOYAが役立ちました。労務経験者の方々が、どういう基準や材料から、何を考えて判断・対応しているのか、具体例に則して垣間見えるのです。
絶対に守るべき部分と、必ずしも完璧でなくて良い部分が、徐々に分かってきました。

来年に向けて

労務担当者として、自分が成長すべき余地はまだまだ多いですが、引き続きTERAKOYAで擬似的に実務経験を積みつつ、力をつけていきたいです。

現時点では、回答を試みるものの自信がなくて送信を控えるということがあります。もう少し自信が持てるようになったら、TERAKOYA内でもっと色々回答してみたいです。

良いお年を!