個性がない。強みがない。
「アジの強みって何?」
先日とあるやり取りをしていた時に問われた質問。
わたしの強みってなんなんだろう。答えたい。
表情、声、ダンス、知識…
………あれ?
そのとき、どれも胸を張って言うのには中途半端なような気がして自信がない。言えなかった。
何も言えない自分にそこで初めて気づいた。嘘だ。すごく怖くて嫌になった。
あんなに自分のものだと思っていた個性や武器だと思っていたもの達が実はすべてハリボテで、そのハリボテさえもこの瞬間目の前ですべて取り上げられて、丸腰でその場に立っているような気がした。
残ったのは恥ずかしくて惨めでみっともない、うだつの上がらない捻くれ者だけだった。
…………
なんかやだあ笑
このノリで書き進めてくの自分の選ぶ語感に酔ってる感じしてやだあ笑
心の中の太宰が疼いてるみたいになっちゃってるって。(?)
でも本当に。
優しい君達から「そんなことないよ」のカツアゲをするほどしらじらしいことはしたくないの。
本当に本当に何もない自分が嫌だった。
ふと思い出した。思えば似たようなことをどこに行っても言われてきた人生だった。
うん、今から書くのは前回の記事の中盤くらいで触れてた「こんど書く」って言ってた内容についてです。
書くのが嫌すぎて、ようやく投稿できました。笑
前回記事はこちら。よかったら読んでね。↓
うん、もう読者諸君察してると思うけど、今回の記事の内容もちょっと暗いです。
「もっと面白い記事読ませろ!」って子猫ちゃん達、ごめんね。わたしも連続はどうかと思ったんだけど。
いや、でも、書く。
この記事を書くことによって何か変えられることがあるなら、何もやらないよりマシ、な、はず。
と、思って。がんばる。
高校生の時演劇部の稽古中、顧問に
「器用だからある程度のことはだいたいうまくやれる。けどその器用さのせいで舞台で光る個性がない。」と言われたことがある。
図星だった。本当にそうだと思った。
周りの部員たちはそれぞれ「この人にしかできなさそうな役」みたいなものがあって、それにはっきりと形があるように思えた。
なんだろうな、例えるなら白雪姫の七人の小人みたいな。
おこりんぼうがいて、ごきげんがいて、みたいな。そういう振り切った特徴を持っていて、そこに唯一無二の魅力とその人の居場所があって、必要とされていて。
昔から物語に登場するキャラクターや人物は癖のある脇役や主人公に敵対する悪役に惹かれがちだった。
そういうような、その人を表す簡潔でキャッチーな特徴が羨ましかった。
それから何年か経ち、他の場所でも似たようなことを言われたことがある。
その人からは声、喋り方、仕草、見た目までもが会うたびに別人に見えたようで
「本物はどれなの?全部嘘っぽい。芝居っぽいというか、本質を見せてないように見える。」と言われたことがあった。
言われた時、なぜかよくわからないけど凄く悔しかったのを覚えている。
なんか、痛いところを突かれたというか、自分でも薄々わかっていたというか。でもそれは指摘されたところで直せるようなものではないし、みんなが自然体で振る舞えるのに、自分はそれができないのが悔しかった。
うーん。よくさ、
「学校の自分とバイト先の自分だとキャラ違うからバイト先に学校の友達来られるとやりづらい」って言うじゃん。あれをわたしも無意識のうちにしてるんだけど、環境キッカケではなく、自分の気分キッカケでやっちゃっていたんだろうか。
でも書いてて思ったけど多かれ少なかれ
こんなことみんなよくあるよね⁇
そりゃ気分や機嫌や着ているもので振る舞いは変わるよね⁇
ジャージ着てる時とスーツ着てる時って少しは変わるよね⁇
わたしがどうしてこんなに言われるのかっていうのは、たぶん芝居感が強かったからなんだろうけど笑
…あ、よく自己紹介のときに自分が言ってる
「味のあるアイドルになりたいからアジです!」って、本当に心から思って言ってるんだ。わたし。
無意識に「味のある子だからアジ」なんじゃなくて、「なりたいからアジ」ってずっと言ってたけど。
この名前は、自分が何者なのかを見つけたくて名乗ってるのかも。
…そう考えるとすごく恥ずかしいですね。笑
それって、アイドルとして、エンタメとして、発信する者として、最もあってはいけないことなのでは…!?
え、じゃあ、自分ってなに?何者なの?
確かに人と接するときの声も喋り方もテンションもそれぞれの場所で別人か疑われるレベルで随分違うことがある。どれが本物?どれが軸?
でもこれって自分だけなの?わからない。
すべてがブレていて、中途半端でなにも極められていない。そんなふうにしか思えず、とにかく惨めだった。
いや、わたしにもあると思う。挙げてみよう。
「捻くれ者」「偏屈」「屁理屈」「無神経」などなど…
………あれ、ぜんっぜん可愛くない。 もうやだぁ。笑
ってずっと思っていた。
でもさ、わたしにはこれしかないんだよ。これしかできないんだよ。
持ってるものしか武器にできないんだよ人って。
どんなに隣の芝生が青いのが羨ましくて、広く浅く他人のいいところを摘んできているようでは、そんな根無し草ばっかじゃいずれ枯れてボロが出るんだよ。今までそれでなんとかなってたりしてきた。でもさ!!!
それだってみんながみんなできることじゃないって気づいた!!
これはわたしのなかでは凄い発見だった。
どんな軸にもなれて、いろんな手札で戦える。
そう考えればいいだけだった。
あとは、しょーこさん(母)が言ってくれた。
単純なことだった。
いままで後ろ向きに捉えてた事実をただ前向きな言葉に変えればいいだけだった。
だとしたらあとはやることは決まっている。
わたしができることはそんな自分の吸収と発信を辞めないことだ。
強みとして言える自信がないならそれが強みになるまで辞めない。中途半端を極める。
映画やお笑いの真似しかできないなら
観ている本数や、好きだってことを発信し続ければいいんだ。
まだまだどこまでも大きく膨らめる。
まだまだ武器を増やせる。
やってやるのです。
はい。また深夜の青汁CMみたいな導線で笑っちゃいますが、
そんなわたし仲春アジ
05.15(水)生誕祭やります。
こんや21:00から
Vチケットがキャンセル分含め追加再販します。
21:00から是非。⬇️ここから買えるヨ
今回の生誕のテーマ、「白黒」と「害虫」
これもちゃんと意味があってこのテーマにしました。
今度の記事はこのテーマ達について触れてみようかしら。
生誕、是非遊びに来てくださいね。
少しでも気になってくれたらいいな。よしなに。
通常チケットは¥1,500にしました!
お気軽にお越しくださいナ!!
今回は書いてるうちに前向きになれた。
よかった。ホッ。
ではではまたお会いしましょう。
かしこ。
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