キャンプ、釣り、ギャンブルなど、どちらかと言うと男メインのジャンルに女性演者を持ってくるというパターンがあります。

可愛い女性なら誰でも伸ばせるという訳ではありませんが（そこまでYouTubeは甘くない）、視聴者が見たいジャンルの特性を表現できていれば差別化により伸びやすいのは事実です。

女性だからという訳ではなく、あくまで差別化に成功している事が成功要因です。差別化というのは結構クセモノで、視聴者がみたい内容から外れてしまっては絶対に伸びません。ちゃんとジャンル内で視聴者が見たい内容を作っていなければいけません。

女性演者で男ジャンルを攻める時の注意点は、動画の1番伝えたい内容が演者になってしまわないことです。エロ系は手っ取り早く数字を伸ばせる可能性が高いですがデメリットが2つあります。

1つ目は市場が小さくなること。
キャンプやギャンブルなど、そもそもそれなりに大きな市場があるのに、エロで押しすぎると「かつエロ」に興味がある層がターゲットになってしまいます。いくら男がユーザーの大半のジャンルでもシンプルに母数を下げていることになります。

男市場ジャンル×エロのchを見て貰うと分かりますが、視聴回数にかなりのバラつきがあります。バズってる動画は100万回再生越え、通常は登録人数以下という動画が多いはずです。

ジャンルの人数をイメージしてみて下さい。
キャンプ人口　50〜100万人
エロ人口　　　約1000万人

キャンプジャンルにエロで参入して再生数が200万回だとすると、半数以上はキャンプが見たい人ではなくエロ目的の人にインプレッションされている事になります。

必要ない視聴履歴を付けない事がYouTube運営の基本なので、チャンネルにとって不利益な視聴回数は確実にチャンネルのランクを落とす要因になります。

2つ目は息が短いチャンネルになること。
キャンプやギャンブルなどは、流行り廃りはあるでしょうが、基本的に永久的に続くジャンルです。せっかく視聴者が求めている内容が永久的なのに個人を魅せる事で演者の影響力が寿命になります。インフルエンサーや芸能人のように人気商売の要素がぐっと強くなります。ファンとのコミュニケーションを取り続ける自信があれば大丈夫ですが、これにはかなりの労力がかかります。

まだジャンルによっては「女演者」というだけで差別化できる事もあるので、基本を無視せずジャンル内で視聴者がみたい事を突き詰めてください。