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朝のお参りと「オロナミンC」。

長男が毎日、朝参りに行くようになって、もう半年が過ぎました。我が子ながら、「小さいのに本当によくがんばるな…」と感心することもありますが、もしかしたら、ここ数年続けている自分に比べたら、彼にとってはもう完全に当たり前の習慣になっているのかもな…とも思っています。

そんな長男の姿を見ていた小学校3年生の次男が1ヶ月ほど前から「ボクも朝、お参りに行く!」と言い始めました。やっぱりお兄ちゃんがやっているのを見ると、やりたくなるみたいです。おもしろいです。

そうは言うものの、いざ朝になると、起きてはくるものの「やっぱりやめとく…。」といって、2度寝する日々が続いていました。別に絶対に行かないといけないし、無理矢理連れていくものでもないので、そう言ったら連れては行かず、長男と一緒にお参りする日々が続いていました。

そんなことが続いていたある休日、ちょっと朝にお参りに行けなかった日があって、ゆっくりとした時間にお参りに行くことにしました。その時間だと次男も無理なく来ることができて、喜んで一緒にお参りに来ました。その帰り、久々に長男が、

「『オロナミンC』を買いたい。」

と言うので、朝参りを始めた頃にいつも買っていた安売りの自販機の前に車を停め、次男も一緒に100円の「オロナミンC」を買いました。

実は半年前に長男が朝のお参りを始めた頃、毎朝のジュースを楽しみにしていました。なかなか起きれなかったけど、そのために頑張っていたところもある…くらいの雰囲気でした。でも、数ヶ月続けているうちにいつの日からか「ジュースはいらない…」と買わなくなってしました。最近は、もうジュースの話さえせずに、「お参り」することにちょっと誇りを持っている…くらいの空気で「朝参り」に行っています。

そんなことを思い出しながら、自動販売機で次男と「オロナミンC」を買いました。小さな瓶を手にとてもうれしそうな顔の次男は、

「また、お参りに行ったら『オロナミンC』買ってくれる?」

と一言。この一言に、ボクは、

「当たり前やん。お参りに行ったら買おうな。」

と答えました。長男と「お参り」に行っていて、子どもに「お参り」の習慣を身につけさせることは、最強のサポーターを得られることにつながる…ってことを知った今、次男が「オロナミンC」を楽しみにしている姿がちょっとかわいくて、愛おしく思えました。

次男が「お参り」に行くようになるといいな…とは思いますが、全く無理する話でもないし、急ぐ話でもありません。ちょっとずつでも「お参り」に行くことが習慣になったらいいな…と思っています。

庵治石細目「松原等石材店」3代目・森重裕二


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