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格ゲー初心者の三十路スマブラ勢が Melty Blood:Type Lumina(メルブラ)でEVO Japan 2023を目指すお話 Part 2 (チュートリアルのUIや操作面での違い編)

はじめに

今回の記事は非常に長くなるため、いくつかに分割することにしました!
本記事 Part 2では格ゲーとスマブラのチュートリアルのUIや操作面の違いについて記します。自分がスマブラ界隈で長く、メルブラ界隈にはまだ触れ始めなのでどうしてもスマブラに偏っている内容になるとは思いますが、「かさうぃっていうスマブラ勢から見るとこう見えるんやなぁ~」くらいな感じの生暖かい目で読んでいただければと思います。
また、メルブラもまだ始めて数か月なので仕様やシステム周りで間違ってしまっている可能性も否定できません(一応調べはしましたが)。そこも多めに見ていただければと思います。
前日譚であるPart 1も是非!
Part 1↓
https://note.com/aka_ak_mf/n/nc2c3187362bf

ゲーム内での説明や情報がメルブラはかなり充実している

メルブラのチュートリアルはめちゃくちゃ親切

他の格ゲーをやったわけでは一切ないのでメルブラに関してしか触れませんが、とにかくメルブラは親切だと感じました。
下の画像はメルブラ内にある「チュートリアル」です。
ゲーム内に登場する技の名称や出し方、ゲーム用語やシステムなどが非常に細かく記されてします

体力ゲージとは何ぞやというところから戦闘中に起きるじゃんけんがどうなっているかなど本格的な内容まで盛り込まれています

初心者がこれらをすべて咀嚼して理解できるかは別にして、辞書的な使い方ができるのも非常にありがたいですし、とりあえず最初に目を通しておくと後になって「そういえばチュートリアルにあったな」って遡れるのも良いです。

さらに、メルブラには「ミッション」があります。ここでは、特定のキャラのあらゆる技の出し方やコンボ(実践で使うようなものではないのですが、ボタンを押す練習的な感じです)を練習することができます。

また、どの順番でどういう操作をするのかが画面上部に表示され、技が決まっていくごとにどこまでいってるのかも確認できます。お手本も確認できるので非常に便利です。

スマブラはとりあえず触ってみようの精神重視

スマブラではタイトル画面放置後に現れる動画「~あそびかた~」やヘルプページから「テクニック」のページで簡単な操作方法とシステム面の説明があります。しかし、あくまで操作方法などを教えてくれるのみで詳しい使いどころなどにはあまり触れられていません。直感的に触りやすいゲームではあるので「とりあえず触ってみよう」という感じなのかもしれません。実際自分もいままでのシリーズをプレイしてきてここまで真剣に読んだことはなく、直感的に触って覚えたという感じでした。

ゲーム外での攻略情報やシステムの解説はスマブラが豊富

ネットの海にあるスマブラの攻略情報や解説の量は尋常じゃない

前述はゲーム内での話だったが、ゲーム外、特にネット記事、ブログ、youtubeなどの情報量は圧倒的にスマブラが多い(逆に多すぎると感じる場面もありますが・・・

スマブラであればとりあえずSmashlog(すでに更新は停止)を見て、仕様などについて詳しく知りたければ検証wiki、さらに試合の様子を見たければyoutubeで「キャラ名 スマブラ」などで検索すれば膨大な量の資料が出てきます。スマブラでは毎日のようにどこかでオンライン、オフライン問わず、様々なレベル帯で大会が行われているため、動画が見つからないなんてことはほとんどありません。
また、配信しているプレイヤーもあらゆるレベル帯でいるため、その人たちの配信を見ることも可能です。
Smashlog: https://smashlog.games/
検証wiki: https://w.atwiki.jp/smashsp_kensyou/

さらに、スマブラは毎日どこかでオフライン、オンライン問わず大会がおこなれていて、しかも多くが配信されています。
オンラインであればタミスマやマエスマ、オフラインであればスマパ!、しのスマ、マエスマHIT、戦神白虎、などなどが毎週のように大会を開いていて、配信しています。しかもまだまだ挙げきれないくらいあります。

大型大会ともなると1000人規模にもなるものもあり、競技人口の多さを改めて感じます。

とりあえず以下のyoutubeアカウントをフォローしておけば、日本のスマブラ競技シーンをまんべんなく追うことができます。

また、大会シーンとは別に大会情報を纏めているyoutubeチャンネルもあります。

さらに、有名プレイヤーたちも攻略情報、定期的にオンライン対戦の様子やスマブラ以外に関するコンテンツも含めて様々な動画を公開しています。

ここまで書いたものはあくまで代表的なチャンネルだけであり、本当に数えきれないくらい様々な方が攻略情報や解説、コンテンツを発信しているため、情報が見つからないということはほとんどないかもしれません。

メルブラは更新頻度が低く、情報の精査が難しい

一方、メルブラの場合は一応Twitterのハッシュタグを用いてコンボやテクニックをキャラごとに確認することができます
がこれはあくまで開拓で見つかった高火力コンボや対策と言ったものであり、自分のような初心者が見てもほとんど何がなんだがっていう感じでした(一部基礎コンボや簡単なテクニックを上げてる場合もある)

また、試合の資料に関してはyoutubeで精力的にリプレイを上げている方がおり、その人のものを見る形になります。
一例として、「赤いきつね」さんのリンクを貼りました。

スマブラと違い、毎日どこかでオフ大会があるというわけでもないのでyoutubeでオフ大会動画を探してもほとんど見つかりません。
探してみると定期的にスマブラでいうところの専用部屋みたいのを開催しているメルブラの配信者の方がいらっしゃいますが、レベルが高く、あまり自分のような始めたて向けはあまりない印象でした(すでに一年経過しているためこればっかりはしょうがないと思います)。

ただ、メルブラの場合は公式でガチ対戦の大会が競技シーンにあるのは本当にいいことだと思いました。

しかし、メルブラは以下のようにゲーム内でリプレイを簡単に確認することが出来ます。実際のリプレイボードはいろんな人のIDを隠すのが大変なので乗せませんが、レベル帯やキャラなどでフィルタリングも出来てめちゃくちゃ便利でした。入力履歴も見れるので、どういう操作をしているかも確認できます。

ここまで書きましたが、実はメルブラも「初心者向け!」と銘打った解説動画がいくらか見つかります。
ただ、これらは発売当初に投稿されたものが多いと感じました。実は2022年8月19日のアップデート(PS4版 ver.1.31)にてバトルシステムが大幅に変更になりました。長すぎて読むのもすごい大変ですが、ざっくり説明すると

  • 体力にキャラ差生まれた

  • 全キャラの運動性能全般が向上した

  • 相殺の起きる条件や相殺発生時にとれる挙動が変化した

  • シールド(スマブラで言うところのジャスガのようなジャスガじゃないよな複雑な防御及び反撃システム)の大幅な仕様変更

Melty Blood: Type Lumina アップデート情報から引用
(https://meltyblood.typelumina.com/resources/img/top/update/20220819.png)

とにかくとんでもない量の仕様変更があったため、発売当時にいろんな方が上げてくれた解説動画もあまり参考にならなくなってしまいました・・・
また、アップデートによってコンボルートが変わったりなどもあったため、
情報が錯綜していました。

これらのことからメルブラにおいては操作面での基本テクニックや戦術における定石といった対戦ゲームの基本となる部分の情報を正確に集めることは難しいと感じました。発売から一年すでに経っており、開拓も進んでいるため、難易度の高い高火力コンボはtwitterのハッシュタグから簡単に見つかるのですが、いわゆる基礎コンボのようなものを探すのには一苦労しました。
よって主にゲーム内のチュートリアルなどを頼りにやってみて、twitterなどのSNSから上手いこと情報を取捨選択していくという形になりました。

メルブラとスマブラの操作難易度はベクトルが違う

世間的に広くありうる偏見として(自分自身もありました)
「格ゲーは操作が難しい、コマンド入力必須、対戦に行くまで長い。よって格ゲーの方が難しい」
というものがあります。
これに関しては一部正しい部分もありますが、一部違うと実際にやってみて思いました。また、スマブラと比較して一概に「格ゲーの方が難しい」とは言いにくいのではないかと感じました、

コマンドによる技の入力(メルブラ)

コマンド入力といわれるとどうしても身構えてしまうものですが、意外とパターン化されてると自分はメルブラに触れる中で感じました。
そもそもコマンドとはレバー(コントローラーの場合は十字キー)を決められた方向に決められた順番で入力することで成立するものです。
表記としてはテンキー表記が用いられ、数字で表記されます。

CAPCOM ストゼミ 6時間目より

「コマンドの基本」というストリートファイターのページを見てみるとわかるのですが、有名どころの「波動拳コマンド」をテンキー表記にすると
236(↓↘→)
となります。
なので、実際にやるときは十字キーを「下から右にグリンッ!」ってやると出ます笑

最初のとっかかりで身構えてしまいますが、意外と慣れると出せました。
ここで自分が214BBB(竜巻コマンド+派生ボタン入力)→236C(波動拳コマンド)というシンプルなコマンドを連続で使ったコンボを初めて練習する風景をお見せします。

このように技を出すのに確かにワンボタンで出るわけではありませんが、ちょっと練習すればできました。
また、メルブラではラピッドビートという仕様があり、とりあえずボタンを連打してると簡単コンボをやってくれるのでとりあえず触るだけならこれだけでも楽しいです。
っというか月姫 -a piece of blue glass moon-での大好きなキャラたちが、大好きな対戦ゲームという形でしゃべって動いてる時点でめちゃくちゃ楽しいです。

ちゃんとランクマッチで勝とうとするとコンボを練習しないといけないことがあとでわかったのですが、その詳細については別記事にて記します。

ボタンと方向スティックによる技の入力(スマブラ)

一方、スマブラでは技を出すだけならワンボタンで基本的には出ます(格闘ゲームキャラやキャラ固有仕様は除く)。AボタンorBボタン+Lスティック(方向を定める)を地上、もしくは空中で入力することにより、各方向やボタンに定められた技が出ます。
よって、比較的シンプルに「技を出したい方向にLスティックを倒して、AかBを押す」だけで出したい方向に出したい技が出るようになってます。
競技シーンはこれよりは煩雑な操作がいくらかありますが、あくまで上記のことを早くそして正確にやるというレベルの話ではあります(一部激ムズコンボは存在します)。

もちろんレベルが高くなればなるほどキャラの動きも早くなり、広いステージ上で相手キャラに正確に技を当てるのは非常に難しくなります。
極端な例にはなりますが、以下に海外最上位勢のフォックス使いのLight VS ロイ使いのKola (現:Saltone). 彼らは世界で見ても相当ゲームスピードが速く、キャラ自体もかなりのスピード感のあるキャラなので慣れてない人では目で追うのは一苦労だと思います。

キャラの操作(メルブラ)

メルブラ以外の格ゲーをほとんど知らないので間違ってるのかもしれませんが、ほかの格ゲーの動画をちらっと見た感じと比較するとメルブラはある意味スマブラに近い格ゲーに感じました。
地上べったりではなく、ジャンプや空中ダッシュを駆使して間合い管理を行う場面が非常に多く、ストリートファイターのように地上でじりじりとはタイプが違うと感じました。
(まだメルブラに疎いので適切な動画かわかりませんが、直近であった大型大会のGrand Finalに時間指定しました)

メルブラではキャラクターごとに運動性能が異なるものの、基本的にはスマブラと違って空中で慣性を変えることは出来ません(空中ダッシュ、空中ジャンプや移動系の技を使った場合等を除く)。つまり、前にジャンプしたら反対方向に入力しても最初の慣性の方向に進み続けます。画面左の入力履歴を見るとわかるのですが、反対方向に入力をしても慣性が変わることはありません。これはスマブラとは大きく違うところで、スマブラの場合は前に飛んでも、Lスティックを反対方向に倒すことによって減速したり、一部キャラでは反対方向に進むことも可能です。

地上においては例えば前歩き、後ろ歩きなんかはメルブラでは一定の速度でしか出来ません。
しかも、前方向は歩きとダッシュがありますが、後ろ方向は後ろ歩き(後ずさりみたいな感じ)とバックステップだけで、「バックダッシュ」なるものはありません。格ゲーは基本的に敵の方向に向いたままになるので、スマブラのように相手に背を向けてダッシュは出来ません。

このようにメルブラは自由度が少ないように感じました。
ただ、これのおかげで間合い管理がじりじりとしたものになり、緊迫したやり取りができると非常に面白く感じました。

キャラの操作(スマブラ)

格闘ゲームと比べるとスマブラではキャラの大きさに対してステージがかなり大きいです。
さらに、キャラクターごとに運動性能のパラメーターが非常に細かく設定されています(わかりやすくするためざっくりとした説明になります)
地上では:
歩行速度(キャラクターが歩く速度)
走行速度(キャラクターが走る速度)
ダッシュ速度(キャラクターが走り出した時の速度)
走行加速度(キャラクターが走り出してからどのくらいペースで加速していくか)
などなど

空中では:
空中移動速度(キャラクターが空中で横に移動する速度)
空中落下速度(キャラクターが空中で落下する速度)
空中移動加速度(キャラクターが空中で横移動を開始してからどのくらいのペースで加速していくか)
などなど

しかも同一キャラでも状態変化することでこれらのパラメーターが大きく変動する場合もあります。

よってキャラの自由度が非常に高く、慣性をどのように乗せるか、など緻密な操作を広いステージ上で操作をする必要があります。
このようなゲームシステムのため、技を出すだけなら簡単ですが、広いステージで縦横無尽に走ったり、飛んだりしているキャラクターに攻撃を避けたり、ガードしつつ技を当てるのは難易度が高いように感じます。

さらにスマブラでは格闘ゲームの画面端とは一線を画す要素として「崖」「崖外」という概念があります。
ステージ上で戦うのに加えて、この崖外でも空中戦を強いられ、崖もしくはステージまで戻ってこなければなりません。しかもキャラによって復帰の方法が様々であるため、この辺りを覚えるのは苦労すると思います。

よくあるのが「相手に技を当てたくて必死に追いかけてるうちに崖外出ちゃって技の全体Fが長すぎて復帰ができない」というもので、スマブラは格闘ゲームと違い、%が全然溜まってない状態(体力ゲージがほとんど減っていないと違い状態)でも画面外に出てしまった時点でストックが無くなりますので、この辺りは慣れないうちはポンポン自滅してしまうと思います。

まとめ

このように操作面において、実際に両方やってみてどちらも「難しいの種類」が違うと感じました。
まず、この部分に慣れるのにスマブラ勢の自分は非常に時間がかかりました(今でも苦しむことはあります)。

それぞれにはそれぞれの良さがあり、自分としてはスマブラには無い魅力がメルブラにはあって非常に楽しんでやることが出来ています。

次は初心者の考えるメルブラのキャラランクについて書こうかと思います。3月上旬ごろ公開予定です。

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