システムエンジニアの私が、Xデザイン学校ベーシックコースで学んだこと#3(2023年7月)

こんにちは、akaです。
第3回目の講義では、来年2月に行う新規事業のプレゼンテーションに向けて、課題提供企業様へのビジネスインタビューを行いました。次回は、いよいよビジネスモデルの策定に入っていきます。

【講義後の変化①】ビジネスインタビューで気をつけるべきポイントを学ぶことができた

課題の説明を受けた後、各チームに分かれて企業様への質問を考える時間があったのですが、インタビューの相手が今一番困っているポイントを探し当てることの難しさを痛感しました。他のグループの発表を聞いている時は気付かなかったのですが、その後の講義の中で、企業様自身も気づいていないようなお困りポイントを一番ついていた質問を知ることができました。現在の取り組み内容やその目的を伺う中で、その取り組みの方向性はお客様が目指しているビジョンと辻褄が合っているのかどうか、常に疑問を持って対話することが大事なのではないかと感じました。

後半のグループワークでは、ビジネスインタビューで分かったことをKJ法を用いて言語化する作業を行いました。ビジネスインタビューの中で得られた断片的な情報を、各自で付箋に書き出し、共通点があると判断した付箋を同じカテゴリとしてまとめて、名前を付けます。
作業の中で特に難しいと感じたのが、「カテゴリ分け」です。特に、複数のカテゴリにまたがるような付箋は、単純に各要素に切り分けてしまうと、文脈が失われてしまう気がして、判断に時間がかかってしまいました。最終的に、カテゴリ同士の関係性を見出して文章に落とし込むので、付箋の中にある文脈は一旦分解し、後で再構成するようにしたいと思います。

【講義後の変化②】優れたプラットフォームビジネスを考えるためのポイントを学ぶことができた

講義の中で、代表的なプラットフォームビジネスに共通する特徴として、事業モデルと収益モデルが分かれていることが挙げられていました。優れたプラットフォームビジネスを考えるためのポイントについて、自分なりに解釈した結果をまとめました。

ポイント1. 収益をどこから得るのか?

事業モデルが、社会貢献性の高い優れたものであったとしても、収益モデルが強固でないと、長続きしないビジネスになってしまうと感じました。また、一部の人に負担がかかるような構造ではなく、「三方よし」の状態になっていることが重要だと気づきました。
例えば、美味しいコーヒーが飲めて、Wi-Fi接続や充電ができて、PCの作業に集中できるような居心地の良いカフェは、とても貴重だと思います。私は、ネット上で穴場のカフェを見つけると、よくGoogle Mapに登録しておくのですが、いざカフェを訪れようと思ったら閉業していた、ということがここ数年で何度かありました(偶然かもしれませんが)。
長居する人が多いと店の回転率が下がるので、収益を上げるためには、客単価を上げる、コストを下げるなどの対応が必要になってくると思います。特に人気のカフェでは、店側の対策として、滞在時間の制限を設けているケースが増えてきたように感じます。月額制で、ドリンクが飲み放題で、Wi-Fi環境が整っている、カフェのような内装のコワーキングスペースも最近見かけるようになりました。
長い間続いている身の回りのサービスは、どのような仕組みで収益を得ているのか、常に考える姿勢を大切にしたいと思います。

ポイント2. プラットフォームを取り巻く経済圏への入り口をどこに設けるのか?

プラットフォームビジネスを成功させるためには、プラットフォームに参加するユーザーをどれだけ増やせるかどうかが重要であることを学びました。
様々なサービスで、入会時にお得なキャンペーンを打ち出すのは、そのサービスの経済圏に入ってもらうことが目的であると気づきました。すぐに利益には直結しないように見える社外での広報活動も、もしかしたらプラットフォーム戦略の鍵を握っているのかもしれないと思いました。

ポイント3. どのようなデータをプラットフォームに集めるのか?

プラットフォームに集まってきたデータは、そのままユーザーに返すのではなく、データ分析・利活用して最終的にサービスとしてユーザーに還元することが重要であることを学びました。
すでに集まったデータの使い道を探そうとすると、データ活用までのハードルが高くなってしまうと思います。新しいサービスを提供するためにどのようなデータが必要なのかを事前にリサーチしてから、データを収集する仕組みを構築することが大切なのではないかと感じました。

#Xデザイン学校
#Xデザイン学校2023年ベーシックコース

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