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オロジノフゼイ オトコノマ お茶でのあいさつ

茶道では、お茶を点てる亭主(ていしゅ)と正客(しょうきゃく:ゲストの代表くらいのイメージで)の間であいさつが交わされます。

学生の時は特に定型的なあいさつ表現をお稽古で学びました。
そのひとつに「お露地の風情、オトコノマ、お道具の取り合わせなど…」という表現がありました。

茶道部を見学に来ていた人が初めてそれを聞き
「えっ?男?」と驚き、ボーイフレンドの話かと思ったよと
言っていました。
たしかに…

茶道のなかで「オトコ」と言ったら「お床」で、つまり「お床の間」のこと
言っています。
お床には、掛け軸やお花、花を入れる花入れ(花瓶とは言わず花入れと言います)、お香を入れる香合(こうごう)が飾られます。
それらの取り合わせについて、あいさつで触れる際に「お床の間(オトコノマ)」と表現します。


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写真は熱海の起雲閣の床の間です。
壁の色が斬新ですよね。


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