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幻の代々木体育館ライブ顛末記

同僚)ドロスのライブどうでしたか?

ひと月の自宅療養を経て復帰した同僚に尋ねられる

赤毛)う、うん
行かなかったんだ

同僚)え?行かなかったんですか?
楽しみにしていたのに
残念でしたね

赤毛)う、うん
子どもの体調がよくなかったんでね。
子供と言っても高3なんだけどね
私がライブ行かなかったからって良くなるわけじゃないんだけどね

しどろ&もどろ

理屈としてはわかってはいる
別に次女の体調が悪くたって
私がライブに行かない理由にはならないことを

長女)そうえいばさ~ママ、ドロスのライブ行くって
騒いでたよね
あれ、いつだったの?

赤毛)12月。もう終わった。行かなかったの。

長女)え?行かなかった?
チケット代をドブに捨てたってこと?無駄にしたってこと?

赤毛)そうともいう。
あの頃あの子絶不調やったし。お気楽にライブとか行ってる場合じゃないって思っちゃったから。行ってもに気になって楽しめないなって。

長女)調子が悪いのは、本人で、ママは別に調子悪くなかったんだよね?

赤毛)そうだよ。ママの問題じゃない。

長女)けど、行かなかったのもママなんでしょ?

赤毛)そう笑
連座制ってのかね。風が吹けば桶屋が儲かるってのかね。
世の中の動きは思いがけず連動しているんだよ。

本人がわき目も降らず一心不乱に
塾でがりがり夜遅くまでやってるっているんなら
私が代々木体育館でアレクサンドロスのライブに参戦して
母校のチャペルを拝んで帰宅したとしても

丁度2人同時に
家の門をくぐるくらいで

ママがコロナになってから
初の声出し解禁ライブに
参戦したてホヤホヤで
頭から湯気出してるのなんて
気づきもしないだろうと思う。

それなら、それでいい。
全然いい笑

でも、机に向かう
自分に向き合う勇気が出なくて
不安に押しつぶされそうになっているときには
何をするわけじゃなくても
側にいるよというメッセージを体温で届けたいし
その為の家族じゃないかと思うから

家を空けることはできないなと思った

大抵のことはやり直しがきくけれど
鉄は熱いうちに打てじゃないけど
その時を逸してしまってから後追いで
手を充てるのはかなり時間がかかることがあって

その時にその人にそこにただいて欲しかった
だけなんだけどという
タイミングを逸してはいけないと思う

別に、いてほしいって言われたわけじゃないんだけどね笑

勝手にそう思っただけなんだけど

アレクサンドロスはまたライブやってくれるし
その日じゃなきゃダメって気にならなかったんだよね

行かなかったことも
さほど惜しくはないし
ご縁というのはそういうもので
万難を排したからモーゼのように紅海が開けるものでもない

またね、待ってるよと
川上さんが言ったのが
聞こえたような聞こえないような
お布施はしました!
アフターコロナ初声出し解禁ライブでしたね
ロックで生き抜きましょう!




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