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思い続けた先にみえてくる新しい景色に

ドМなのかも知れない笑

振り返って考えてみると
傷つきたくないというインセンティブよりも
自分がこう思うこう思わないということや
相手がこう思うこう思わないということを
知りたいと思うインセンティブのほうが
確実に強く働く

だから無用にトラブルを避けようとしない分
(狼煙上げていくところもある苦笑)
脛にも新旧傷はあるし
相手を立てるという名目で
舌先三寸
コントロールしようとするのも大の苦手だ

生身でぶつかる分
勿論傷つくこともあるし
またやらかしたなって膝抱えることもあるし
心臓の音がやけによく聞こえるなって
思う夜も多い

本読んで知識仕入れて
賢くなれたらいいんだけどな
非効率的な経験偏重主義者なので
読んだだけじゃ足りなくて
さらに
失敗したり
上手くいかないなりに確かめて
やっぱりそうだよねえと
いや、はじめっからそう書いてあったよって
自分で自分に突っ込みながら

そういうやりかたじゃないと
気付けないし
学べない

恋が美しいのは
恋が実るからじゃなくて
そのあとの喪失
世界を手にしたと思ったあとの
世界のすべてを喪失したみたいな
絶望的な体験だから
人はその落差と強いコントラストに
心が鷲掴みにあうんだと思う

まあこの年になってもまだ
恋とか言ってる時点で
まあ頭おかしいと自分でも思うけどね笑

人と知り合っていく
そのヒリヒリするような過程が好きで

旅から帰ってきた二人の生活が
急ブレーキで破綻したのも
ずっと彼が旅人で
私は生活者で
生活を回そうとしてかみ合わなかったからだと思っていたけど

ふと
反対だったのかもしれないと
昨日思ってみたら
意外とシックリきてビックリした

旅して20年
離婚して6年
考え続けていたことになる苦笑

彼は音楽を軸に高円寺という街に馴染み始めようとしていたけど
私が彼に求めたのは旅で
もう旅を終えた彼は
私には旅の空を見せてくれない
二人の恋は成田空港がゴールだったんだと
終わった恋に気付かないで
始まりだと思って
東京で暮らし始めたけれど
期間限定旅の空の下で出会って重なった二人には
もう接点はなかったんだ

でも暮らしはそこにあったし
命は生まれて
そんな勝手な思惑を超えて二人がそのあと15年も
すったもんだし続けたのはまあ
運命だねえ。それも。

もがき苦しんだ15年

彼の旅は完結していて
私の旅はまだ始まっていなかった
だから
多分生活を営んでいくことよりも
求めていたのは垣間見てしまった旅の第二章

旅の空の下で非日常の中で
日常を送る人を完全アウェイでボンヤリ眺めみるような
そんな暮らしをしてみたかった
2人の不完全燃焼と
すれ違い

そう思うとなんだか
これまでよりも収まりがよい

次は
彼の旅に乗っかるんじゃなくて
私の人生の私の旅を

お金や仕事や立場やすでに持っているものがあったから
手放せなかったし
歩き出せなかったけど

ずっと思い続けたからこそ
今なら見える景色があって
そのほうがしっくりくる

今旅に出られない理由は両手の指を折っても数えきれないほど
わかりきっている
けれども
そこにボールが来ると信じて全速で走りこまなければ
仲間の挙げたセンタリングに反応することはできないし
シュートコースを切り裂くことだってできない

いつかきっと
自分は望む空の下で
暮らすことが出来る
そう信じて願い続けたものにしか
見えないものがある
そうショーシャンクの空にの美しいメキシコの海辺の様に

友よ先に待つ
信じて待つ



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