なぜ表舞台で雀力が必要で無いか?

私はMリーグを見ない。
というか麻雀のリーグ戦をほぼ見ない。

そもそも「麻雀」というゲームと「短期決戦」の相性が劇的に悪いのだ。

みーにんさんの記事の引用だが麻雀における平均順位のぶれについて書いてある。要約すると麻雀において「短期決戦はじゃんけん」と書いてある。

つまり麻雀というゲームは「Mリーグ」などの「短期決戦」においては雀力があろうとなかろうと結果に対しての影響度があまりゲームなのだ。

こんなゲームは中々無いと思う
「将棋」の藤井聡太六冠とトップアマが戦ってトップアマが勝つ確率は相当低いだろうし、ちょっとかじったくらいでは勝率は0だ。
「サッカー」はジャイアントキリングが起こりやすいと言われるが、トッププロチームと下位リーグのチームがやったら、やはり相当の勝率差が出てくるだろう。
「将棋」の実力反映度が100なら「サッカー」は20~30、「麻雀」は1くらいだろう。

さて、ではどうやって麻雀で順位を決めようか?
「短期決戦」は実力差が出ないから「長期戦」にする?出来るはずがない。そんなもの誰が見るのか?興行として成り立たない

そもそも「Mリーグ」を見ている人で
・どれだけの人が麻雀のルールを知っているというのか?
→ 半分もいないだろう。20~30%いればいいほうだ。
・麻雀のルールを知っていてもある程度打てるガチ勢はどれほどいるのか?
→ 本当にある程度打てる人は1%もいないのではないだろうか。
・「短期決戦はじゃんけん」ということを知っている人はどれだけいるのか?→ これも相当少ないのは間違いない。

つまり麻雀を興行として見た場合において「雀力」はほとんど必要が無いのだ

女流を必ず1名入れないといけない時点でそれを公言しているようなものだろう。女流が3名いるチームがあるらしいし・・・

しかしそれを批判するつもりは毛頭ない。「麻雀の短期決戦」において「雀力」がそれほど必要で無いということは
・若い女性である
・容姿がよい
・(男女問わず)知名度がある
・(男女問わず)打ち方に個性がある
こういったことに価値が出てくることはあまりにも当然のことだからだ。女性がたくさん入って、皆打ち方に個性があり、皆知名度があって、演出が素晴らしいからこそ見られるのだ

強いおっさんが4人で打っているリーグはたくさんあるしyoutubeでも実況されていることもある。
それを見たことがあるが、視聴者数は悲惨だった。当然だ。

よく知らない麻雀が強いおっさんが4人打っている図を見て誰が喜ぶというのか

ガチ勢は多少見るかもしれないが、そんな少数のガチ勢を囲っても興行としては大失敗だ。


麻雀の短期決戦がエンタメに走るのは仕方が無いし、むしろそれしか生き残る道は無いと思う。
「Mリーグ」はかなりバランスがいいから成功したのだろう、「ガチ勢」と「エンタメ勢」をどちらも取り込むのに成功しているように見える(特にエンタメ勢)。というか個人的にはかなり「ガチ勢」に配慮した雀士を選んでるように見える。おっさん多いらしいし・・・


私は短期戦の麻雀にほとんど興味がないので見ないが、twitterのトレンドに出るほど人気を出すにはやはり「ライト層」を重視するべきだと思う。どんなゲームでも「ガチ勢」を見て運営するべきではないと感じる。
麻雀に関しては特にそうだと感じた今日この頃である。



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