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〈四日目 午後〉



朝、昨日歪んだのぼり旗のポールを要さんと引っ張り合いしてる時、事務所を訪ねてきた年配(聞くと80歳)の方がいらっしゃって、ここは長沼氏の選挙事務所かと訪ねられる。大きい看板も無いですがそうですよ、と答えると、私あなたに投票するから、と言ってもらった。何のしがらみの無いあなたに票を投じたい、と。MPが最大値回復した。

選挙管理委員会からtelがあり、ポスターが剥がれてるところがあるという報告を受けた。教えてくれたのは、選挙を一緒に戦っている他候補者の方だったことに、驚きを感じた。
敵に塩を送る というのを体感した瞬間だった。

猪野沢の方にも、ポスターがはがれてるよー、連絡を受け、急いで向かう。本当にありがたい報告。そして連絡を下さるその心に触れ、物凄く感謝の気持ちが湧き上がる。

泉郷から市内部へ抜ける交差点で、呼び止められた。
選挙広報読んだけどさ、俺お前に投票するから頑張れよ、と。鳥肌と涙腺の緩みが走った。

選挙活動とは、もしかしたら叱責と優しさに触れようとする七日間の旅なのかもしれない。

ポスターの補強を行いながら、長瀞、小田島、猪野沢、関山、泉郷の奥深くを走って、看板の前で挨拶をして回ってると、山の木々が綺麗だったり、沢の流れがある場所だったり、トトロに出てくるみたいな葉が生い茂った暗い場所があったり、粋な渋い鳥居があったり、崩れた家があったり、ツタに覆われた人気のない家があったり、端っこに行けば行くほど当たり前だが、自然が生きていた。自然が凌駕していた。空気がうまかった。誰もいないけど演説したかった。唄いたかった。

今日1日で、野良の武士がやれることがわかってきた感じがする。日を経過する毎に、自分に出来ることが解ってくる。これが成長なんだとふと気付く。ドラクエのレベルアップの音が聞こえてくる。

看板前で、車を降りて、挨拶をしてくると、もう雨でビッシャビシャ。
身体が寒くて18時に家に戻る。
考えてみると、多分、ずぶ濡れになる立候補者っていなんじゃないかって思う。他候補者に一日密着したわけじゃ無いから想像だけど、多分、助手席か後部座席で手を振る作業に徹しているのかな、と想像してしまう。(間違ってたら、ほんとゴメン!)

選挙活動は、人に選ばれること、人に選ばれるということは、人に迷惑を掛けないということ。俺はそう思う。

明日も朝の閃きを信じ、何か行動してみます!
(頼むぜ若い衆!俺は立候補行動で東根の社会を揺さぶるから、投票行動でどうか援護してくれ!みんなで町をつくろうぜ!)

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