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日記0102あるいは秋葉原

アキハバラ?アキバハラ?アバキハラ?
未だに秋葉を正しく発音できる気がしない。仕事と向き合うことが嫌になり、友人に誘われ、何年かぶりのアキバへ。意外と家から近い。純度100の偏見でチェックメガネの巣窟かと未だに思ってしまうが、そんなことはなく、良くも悪くも普通の街な印象だ。
しかし、少し歩くと異様さ、アニメキャラの多さ、メイド客引きの多さにギョッとする。こんな街で友人とジムに行こうとしているのだから、シュールだ。

これ、走ってる姿なのかな?

1時間ほどトレーニングをし、せっかくだからとゲーセンへ。ちいかわを狙うも惨敗していると、シャッターが気づかぬうちに降りていて、閉じ込められた。
店内には、私、友人、知らないオタクさんの3人。
「どうします?」
オタクさんが切り出す。店員を探すも見当たらない。
「上のフロアなら店員さん、いるかもしれない」
友人がそういって階段をのぼる。私はオタクさんと二人きり。
「好きなアニメとかあります?」
沈黙に耐えきれない私が切り出す。
「ちいかわ……」
「あっ、あ」
ちいかわみたいな返事をしてしまった。
再び沈黙。
数分もせず、友人が店員さんを連れてきれくれて解放されたが、あそこまで不毛な会話をしたのは初かもしれない。

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