【本45】なるほど、そうか! 儲かる経営の方程式――MQ会計×TOCで会社が劇的に変わる

前に『MG研修(マネジメント・ゲーム)』について書きましたが、この研修からのMQ会計です!

気になっていましたが、なかなか買うタイミングが合わず、今になってしまいました。。

もう一回MG研修の復習したくなりました!

本はストーリーになっていて読みやすいです😊
MQ会計やTOC、SWOT分析など、ストーリーに沿って分かりやすく説明されていますよ!

ザ・ゴールも読み返したくなりました。
(ザ・ゴールは本のまとめもしてなかったので、読み返してまとめようかな😊)

☆本の内容☆

ストーリーの舞台は時計部品メーカーの千葉精密工業。
社長だった父親が急死し、娘の早苗が社長になるところから始まります。

千葉精密工業の損益計算書では、売上も利益も増加していて数字上は問題を感じられない。
けれど、社内には険悪なムードが漂っている。
そして資金繰りもうまくいっていない。
何が原因なのか分からないまま、取引銀行の支店長からは千葉精密工業の利益は悪い利益であると告げられ、融資が難しいという展開に。

そんな中、偶然中学の先輩に出会う。
その先輩は公認会計士の資格を持ち、現在は経営コンサルタントとして独立していた。
先輩から会計の基礎から経営について学んでいく。

というようなストーリーです。
とても分かりやすくて、面白いのでスイスイ読めてしまいます!

MQ会計は、P/Lだけでは分からない、会社の本当の稼ぐ力を明らかにすることができる会計。
貸借対照表は会社の健康診断書
・B/Sの資産総額=体の大きさ
・資産の内訳=体型(やせ型、肥満型、筋肉質)、体質(貧血の有無)
・負債・純資産の割合=会社の体力
体力の目安になる数値は『自己資本比率』
B/Sの右側は、お金をどこから調達してきたかという出所の情報。
左側は、どんなものにいくら使っているかというお金の使い道の情報。
利益とキャッシュは一致しない。
一番大事なのはキャッシュの残高。
企業の活動は、『お金を集める』『投資する』『稼ぐ』というサイクルから成り立っている。
C/Fは活動別にお金の流れを把握するためのもの。
経営とは「意思決定」の連続。
MQ会計は戦略的な会計。
経営者が意思決定をするときの判断に役立つ。
ブンタン経営は売上重視の考え、リンゴ経営は粗利重視の考え。
売上を増やすことと利益を増やすことは、まったく違う。
売上至上主義から、MQ至上主義へ舵を切る。
生産性とはインプットに対するアウトプットの比率のこと。
MQ会計の視点からは、
・インプット=投入された経営資源(ヒト、モノ、カネ)=固定費(F)
・アウトプット=新たに生み出された付加価値=付加価値(MQ)
と整理することができる。
B/Sのダイエットをするうえで、まず初めに検討するのは『運転資本』。
運転資本は売上と比べる『回転期間分析』によってその大きさが分かる。

ストーリーの中にはマネジメントゲームやTOCダイスゲーム、ボトルネックの解消、バリューダイナミクス、SWOT分析、ペルソナの設定、4Pと4C、コンフリクト・マネジメント、クラウドなど、さまざまな方法論が出てきます。

それぞれの方法論は知っていたけど、実際の経営の中にこんな風に取り入れたら良いんだな、というのがとても分かりやすかったです。

興味のある方はぜひ読んでみてください!


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