メガバンク、中途採用が激増!

メガバンクの中途採用が激増している。

24年度の3メガ銀の中途採用は1200人に達する見通し。中途、新卒を合算した3メガ銀の採用数は2650人となり、中途比率は45%と5割に迫る勢いだ。

これまでは3メガ銀の中途採用の割合は18年度で5%にとどまるなど、新卒一括採用を優先する色が濃かった。日本経済新聞社の採用計画調査では同じ時期に主要企業は20〜30%程度で推移しており、24年度は4割に達した。3メガ銀の中途採用の割合は新型コロナウイルス禍を経て主要企業とほぼ同水準に追いついたことになる。17年度以前も各行中途は数十人規模といい、全体の割合からみてわずかだった。24年度の中途比率45%は過去最高とみられる。

3メガ銀が中途採用を強化するのはデジタル技術の活用やウェルスマネジメント(富裕層向け資産運用)、プロジェクトファイナンスなど広い分野で即戦力の人材を採用する必要が高まっているためだ。外部で知見を得た人材を採用しなければ事業強化で異業種も含めた競争におくれをとりかねない危機感がある。

日本経済新聞

今までは新卒至上主義だったので、隔世の感がある。従来型の店舗を中心とした労働集約型ビジネスから、IT(AIなど)を活用した装置産業へとシフトしたいのであろう。おそらく、行員は一部のエリートだけを残して、少しずつ減らしていく戦略だと思う。

今のままでは、とてもじゃないが、新興のFinTech勢力には勝てないだろう。店舗コストや、優秀ではない行員の人件費負担があるからだ。

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