首都圏限定の話にはなると思いますが、私立理系という選択肢はどうでしょうか？現状は、私立大学理系学部は学費が非常に高いので、ほとんどの人が国公立大学を第一志望にします。そのため、早慶理工は東大の滑り止めということになっています。

しかし、早慶理工にギリギリ受かりそうだが、地方の国公立大学に行くくらいなら早慶に行きたい人にとっては、私立理系に絞る、つまり、英語・数学・物理・化学に絞って勉強したほうが早慶の合格率が高まりそうです。

個人的には、この戦略はありだと思います。なぜならば、国公立大学が第一志望の場合、古文漢文や社会も勉強しなくてはなりません。早めに私立理系（早慶理工）を第一志望にしてしまって、古文漢文や社会は赤点をとらない程度にしたほうが、早慶に効率よく合格できます。古文漢文は、教養としての価値は素晴らしいと思いますが、仕事では何の役にも立ちません。それよりは、英語をブーストしてスペック上げも兼ねたり、数学や物理、化学を勉強したほうが良さそうです。

ただし、お金がかなりかかってしまうのが欠点です。大学院だけでも節約のために東工大か東大へ行くのはありですが、内部進学のほうが有利らしいです（理系ではないので、この辺はよくわかりません）。

この戦略にも欠点はあり、早慶に落ちると、理科大かMARCH、上智、四工大あたりに行かないといけなくなります。国公立大学の電気通信大学あたりも受けていればいいのですが、四科目に絞ると受けられません。邪道だし、文転にはなってしまいますが、慶應経済を受ける選択肢があります。理科大に行くよりは慶應経済のほうがいいと思います。英語と数学が得意ならば、おそらく滑り止めにできると思います。ただし、研究者への道は諦めなくてはなりません。コンサルや金融ならば大丈夫です。