ITコンサルタント志望なら答えられるようにしたい面接質問例

アクセンチュア、アビーム、IBMなどITコンサルタント志望の場合は、自己PRと志望動機以外に、IT特有の質問をされる可能性があります。IT特有の質問にも答えられるようにしましょう。

・DXとは何か、説明してください。
世の中一般で使われる用語の割には、理解せずに使っている人が多いです。これは、「デジタルトランスフォーメーション」の略語です。デジタル(IT)の力を使って、ビジネスプロセスやビジネスモデルを変革すること、が正解だと思います。

・インフラとアプリ、どちらを担当したいですか?
この程度のことは、答えられるようにしましょう。基盤となるインフラ構築で縁の下の力持ちになりたいのか、業務を効率化するアプリケーションを開発したいのか、どちらなのかということです。全体のランドスケープ戦略をつくりたい人は「両方です」と答えましょう。それも一つの正解です。

・ERPとは何ですか?
"Enterprise Resource Planning"の略語で、企業の資源を全体最適化して、効率的に業務プロセスを遂行すること、が正解です。ただし、最近はそれを達成するための手段としてのアプリケーションのことを指すことが多くなっています。

・システムの老朽化とは何ですか?
システムの老朽化は、「インフラ(ハード)」「ミドルウェア(OSなど)」「アプリケーション」3つの老朽化が考えられます。まず、物理的なハードの老朽化としては、サーバーじたいが古くなって動作が悪くなったりします。ミドルウェア(OS)としては、Microsoftなどが推奨しない、またはサポートを打ち切った古い世代のものを使っている状態のことを言います。アプリケーションは、例えば極端な例ですが、SAP ERPの4.6Cを使っている(ECC6.0よりも古い)とか、ECC6.0だけどエンハスンメント・パッケージやノートを適用せず放置している状態のことを言います。スクラッチ系システムの場合は、COBOLなど古い言語で開発されたものを言います。日本企業は欧米企業よりも、システムに投資せず、古いものをそのまま使っているケースが多く、社会問題にさえなっています。

・プロジェクトマネジメントを成功させるためには、何が必要ですか?
この質問に答えられる大学生は、なかなかいないと思います。逆に、答えられると相当高い評価になります。まず、「QCD」は必須だと思います。Qualituy(品質)、Cost(コスト・お金)、Delivery(納期・期限)を守ることです。他にも、リスクマネジメント、ピープルマネジメント(人材の管理)など、色々あります。そして最も重要なことは、上層部から末端の作業者まで、一丸となって、一つの目標に向かって頑張ることです。一人でもビジョンが共有されていなかったり、モチベーションが低下していると、それが周囲にも悪影響を及ぼすので、プロジェクト全体ミーティングなどでそれを予防するのが適切だと思います。

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