赤門せんせい@小学校教員_竹岡正和

小学校の教員をしています。高学年担任が多いです。授業や学級経営で少しでも役に立つ情報を…

赤門せんせい@小学校教員_竹岡正和

小学校の教員をしています。高学年担任が多いです。授業や学級経営で少しでも役に立つ情報を発信していきたいです。単著に「納得!語りで子どもを動かす学級経営(学事出版)」があります。https://amzn.to/3XLO1be

最近の記事

言葉の力で未来を切り拓く。読書が育む子どもの考える力とは?

我が子があまり読書をしない。 そんな親御さん、高学年を担任する先生向けに読書の大切さの語りを書きました。お役に立てたら嬉しいです。 なぜ 読書が必要なのか。 人間は言葉を使って考えごとをします。 特に子どもはなんと一日に40000回も頭の中で考えごとをするそう です。 「今日、帰ったら何しようかな」 「先生は何を考えているのかな」 「あれ?この問題の解き方は?」 などいろいろ考えますよね。 私たちがこうして今考えていることは自分がもっている言葉をつかって考えています。

    • 子どもの「なぜ勉強するの?」に答える!キーワードは"選択肢が増える"

      勉強は将来の選択肢を広げるための「手段」ということができます。 お金で考えてみます。 お金を多く持つということは、それだけ何かを手に入れる手段が増えます。 お菓子を買う場合、財布の中に100円ある人より 1000円ある人の方が、色々なお菓子を書くことができます。 チョコレートを買うにしてもリッチなチョコを選択することもできます。 勉強も同じように、将来の選択肢を増やすための手段と考えることができ ます。 周りを見渡すと、世の中には便利な道具が多くあります。 例えば料理で

      • ランキングの落とし穴!卒業文集で子どもの心に響く語りを!!

        卒業文集のクラスページで、どんな思い出を残そうか話し合う中で 「先生の人気ランキング」という案が出されたらどう対応しますか? しかも多数決で「好きな先生のランキング」が選ばれたら? 実は子どもに「差別のひどさ」を語るものすごいチャンスです。 6年生。 卒業アルバムのクラスページでどんな思い出を記事にするか話し合っています。 いくつかアイデアが出され、その中に 「好きな先生ランキング」があったとします。 【一つだけやめてもらいたい内容があります】 まずは教師が全体に語りか

        • 作文嫌いの子が前のめりになった!一文作文の授業!

          学校で運動会や校外学習など終えた時に 作文を書いてもらうことありませんか? 得意な子は原稿用紙にスラスラ書くも、 苦手な子は原稿用紙と、にらめっこしたままなんてことも。 そんな時は「一文作文」がおすすめです。 苦手な子も「たった一文でいいなら」となります。 しかもある程度クオリティーが高い一文に仕上げることができます。 与えられたテーマで2回書き直すと 見違えるような一文になります。 (高学年を対象にしています) まずは、子どもたちに説明します。 (修学旅行がテーマだと

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          修学旅行でホテルに入る前に子どもに伝えた1つのこと

          修学旅行。ホテルに入る前に全体指導をする場面があります。 私はいつも一つだけ伝えることにしています。 「ホテルではスリッパを揃えること 履物がそろうと集合時間もそろう 履物がそろうと気持ちもそろう だから 履物がそろうと全てがそろう」 こうしてからホテルに入ります。 後は、各部屋を回って声をかけます。 「すごい!スリッパ揃っている。この部屋は大丈夫だな!」 「あれ!スリッパ直す!」 夕食の大広間は特に注意深く見ます。 学年100人以上が入るのです。 入り口でスリッ

          修学旅行でホテルに入る前に子どもに伝えた1つのこと

          思春期への3つのアイテム「鏡」「ブレーキ」「定規」

          中学へ出張した際に教室に掲示されている学年だよりに目が留まりました。 思春期を迎えて大人に反抗したくなる時期だからこそ 以下の3つのアイテムを持ってほしいといった内容でした。 その3つのアイテムとは、 1 鏡 2 ブレーキ 3 定規 私は学年だよりを暗唱するほど読み込み、 忘れないようにしました。 そして担任する 6 年生に伝わるように次のように少し変えて伝えました。 6 年のこの時期、折り返し地点を迎えて 卒業に近づきます。 思春期と言って大人に反抗したり、大人

          思春期への3つのアイテム「鏡」「ブレーキ」「定規」

          ピンチをチャンスに!鉛筆削りを壊してしまった子への瞬時の対応

          小学校の教室では様々な失敗があります。 「先生ごめんなさい。教室の鉛筆削りを落としてしまいました。」  見ると前方が取れて、私では修復不可能。 「いいよ いいよ わざとじゃないでしょ」 と伝えました。 鉛筆削りを回してみるとまだ使えそうです。 私はその場でポップ?を書き、セロテープで留めました。 そして、鉛筆削りを落としてしまった子に言いました。 「あなたのおかげで よりクラスが協力できるよ。可愛がってあげてね。」 と伝えた。 「かわいい!教室のマスコットだね。」

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          修学旅行(6年生)のお土産で、子どもが木刀を買うのはあり?

          先日、教員仲間で 「修学旅行(6年生)のお土産で子どもが木刀を買うのはありか?」 が話題になりました。 どうやら教員仲間の職場では 「チャンバラをするのが危険なので木刀はなしにした方がよいのでは?」 という意見が出たようです。 私は 「子どもがお土産で木刀を買うのはあり」 だと思っています。 ただ、お土産を買う直前に 子どもに注意事項を伝えるのが大切だと思います。 例えば次のように。 「お土産で 木刀を買う人もいると思います。  もし袋から出して振り回しているのを見か

          修学旅行(6年生)のお土産で、子どもが木刀を買うのはあり?