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月と、それにかかわる記憶

月が好き。

私が産まれる前、親は名前の候補として「月」って字を入れたかったらしい。
結局、対面してみて「なんか違うぞ」、とのことで名前は変わったのだけれど!


月はずっと私についてくる。いつも見てくる。

今まで色んな時に月を見上げてきて、そういう過去の記憶を思い出す。あの日も同じように月を見てたなぁ、って。


ずっとついてくることに安心感を覚える日が何度もあった。
一人暮らしを始めたばかりのある日、値引きシールを求めて夜に買い物に行った。帰り道、寂しくて寂しくて、家族に会いたくて、でもどうしたって会えない。距離がある。そんな夜、月を見上げながら帰った。

あの、「黄色」と一言では表せないような、あたたかみのある心地よい色。
ずっと私についてきて私をじっと見つめる、そのまっすぐさ。
誰かと一緒に月を見上げた、過去の心地よい記憶。
そういうのが合わさってこらえきれなくなった。


だけど、月から目を逸らしてしまう日だってもちろんあった。
あの、まっすぐすぎる光になんだか負けそうで、ちょっと怖くて、自分の弱さとか奥の方にあるものまで見透かされてる気がした。
あの綺麗さやまっすぐさは、時にまぶしすぎるし明るすぎる。そういう日もある。


月は、今までの色んな記憶と結びついているのだ。


私が一番好きな月。
それは誰かと一緒に見上げる月!!!
みんなで、きれいだね、っていいながらひとつのあの月を見上げる。
みんなで横に並んでひとつの何かを見つめて、それに対して同じ気持ちを味わう。
幸せだ。とっても。

大好きな人や大切な人、一緒にいる誰かと見上げる空が1番きれいだ。
それはもう別に月が出ていなくってもいい。
2人で、みんなで、同じ場所にいて、同じものを見つめている。綺麗だね、って言い合う相手がいる。それが良いのだ。幸せなのだ。


最近もそういう日があって、みんなで月を見上げた。しみじみと、あぁー幸せだな、って思った。


多分、そういう日のことを私はずっと忘れない。いや、絶対!忘れない!



そういうかけがえのない記憶たちが
いつか月を見上げた時の自分を、支えたりあたためたりしていくのだろう。きっと。



最後に、、、
よく聞くことだけど、こんな表現がある、

月ではうさぎが餅をついている
いやぁ、もう。
なんて素敵な感性なんだろう。海外では蟹だったり色んなものに例えられているけど、こんなにも心惹かれる表現は無い。
あぁあ、日本人で良かった。本当に。
こんなに素敵な表現が思いつく感性がすごすぎる。素敵すぎる。
それを考える度、日本人であることを誇りに思うのだ。




えっと、とりあえず月が好きです、とっても。
色んな月があるし、ここまで色々書いてきたけど、1番思うのは、
みんなで月を見て、きれいだねぇ、って言い合えることって何よりも平和で、幸せだと思う。
そういう時間が私は大好きです。すっっっごく!
それが言いたかったです。



おわり




今の気分
今日は初めて、靴下を違うペアで履いてた。こんなの初めてで、1人で笑っちゃった〜!
左右が全然違う靴下で、しかもそれが自然に生まれた現象だと思うと、なんだかその非対称さも少し愛おしく感じてしまった‪ෆ‪
いやぁでも普通に、気をつけなきゃなぁ〜🧦

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