中学校では吹奏楽部に入っていた。

今朝、TwitterでYMOの高橋幸宏さんが亡くなられたことを知った。YMOが流行り始めたのはわたしの小中学校時代。子どもなりに、アイドルや歌謡曲とは違うかっこよさを感じていた気がする。大学生の時に借りたスネークマンショーのCDも大好きだった。
朝ごはんのフレンチトーストを食べながらうーちゃんと「ライディーン」の話になった。
私はこの曲を吹奏楽部に入って割とすぐに渡された楽譜で初めて知って、それからしばらくの間はロボットアニメの主題歌だと思っていた。ほんとかっこいい曲だよねと話していたら、最近流行ったアニメ「響け！ユーフォニアム」でこの曲が使われているとわかり、動画で見た。聴いた。そしたら、思い出した。
わたしはこのユーフォニアム担当だったのだが、部活に入るまでその楽器の名前も知らなかったし、第一希望のフルート希望者が多すぎたため、音がきれいだからこっちでもいいか、と移動したのがユーフォニアムだった。当時はユーホと言ってた。
ユーホは役割的には裏方だけど本当に音がきれいで、わたしは大好きだった。転校してきたカトウ先輩のユーホの音は本当にすごくて、いつも聞き惚れていた。泣けていた。わたしもあんな音が出したいなと思って練習したけど上手にはならなくて、ユーホはバンド全体の中では1〜2人なので、大会の時は私はパーカッションに回ることもあった。『春の猟犬』という曲の中盤、全体が静かになっていったん無音になる。そして、そこにユーホのソロが入る。その時のカトウ先輩の音は本当にすごかった。あの瞬間は今思い出しても体が震えて涙が出てくる。そのくらい、美しい時間を何度も味わっていた中学生時代、だったんだな。
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