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アスパラ見学に行きました

私は果樹は詳しいほうだと思うのですが、野菜は実はさっぱりです。最近、「果樹も野菜も植物だし、学べるところが多いのでは?」と思っていて野菜の栽培に興味があります。
そんな時に知り合った方の働くIT企業で、アスパラを栽培していると聞いて興味深々!さっそく先週畑の見学をさせてもらいました。


アスパラ栽培をしているのは farm in 合同会社という弘前市のIT企業さんです。

畑は板柳町から車で30分ほどの黒石市にあります。
現在はハウス6棟と露地で栽培しており、訪問時はあと1週間ほどでたくさん収穫できるタイミングでした。

ハウスと露地の栽培地。
周囲にはりんご園が広がっています。
ハウス内
ここから1週間かけてアスパラがニョキニョキ伸びてきます。


代表の鹿倉さんは以前から農業に興味があり、産直ECの会社でエンジニアなどを経験した後に奥様の実家である黒石に。それから農業を始められました。
栽培管理は奥様とご家族と一緒にされています。

アスパラは種から植えて3年でようやく出荷できるサイズが収穫できるようになります。また水はけの悪い土だとうまく生育しないのに水が多く必要で水分点滴が欠かせないなど、栽培には難しい部分も多いそうです。

2年目のアスパラは長さ3㎝ほどですごく小さい。
可愛いけれど栽培大変だなぁと思いました。

園地を歩き回りながら朝採れたての太アスパラを試食させてもらいました。かじった所が水分で溢れていてとても瑞々しい!歯ごたえもしっかりあるし、アスパラの濃い風味と甘さがすごく美味しかったです。生で食べるのは初めてだったのですが、生が一番美味しいのではと思うほど。これも新鮮さあってのことです。贅沢〜!

太さがあっても硬すぎないパリッとした食感。
アスパラってこんなに瑞々しいんだと驚きました。

品種は3品種で、青森ではまだあまり見かけない品種だそう。さらにホワイトアスパラにも挑戦中。
出荷は主に飲食店へ卸していて、弘前市や津軽地方の飲食店で食べられるそうです。ホワイトアスパラは特にイタリアン料理に需要があるとのこと。お皿の上で緑と白のコントラストが映える想像ができます。
先日には海外の方からSNSに注文できるか問い合わせがきたようで、各所から引く手あまたです。

ホワイトアスパラは全体を被覆して
太陽光を当てないようにすることで白くさせます。


鹿倉さんにどうしてアスパラを選んだんですか?と質問したところ、「野菜の中でアスパラが一番好きだから」とまずおっしゃいました。また県内でこの規模でアスパラを栽培しているところはほぼ無く、取扱先に需要があったことも理由の一つ。
確かにスーパーでたまに販売していますが限定的だし、農園があるのも聞かないです。自分の好きなものと需要を見極めて作るものを選ぶ先見性に感心しました。

春の収穫は4月いっぱいで、夏の6〜8月にかけても収穫ができるそうです。
アスパラが2回収穫できることを私は知らなかったので驚きました👀
6月頃にまた見学させてもらうお約束もしてきたので、継続してアスパラについて学んでいこうと思います。楽しみです!


顔を出し始めたアスパラたち。
大きく美味しくなーれ


案内してくださった代表の鹿倉さんと
スタッフの星さん。
ありがとうございました!!