見出し画像

インターネットでのレビューに隠された人間の心理とは?

皆さんはこんな場面をよく目にしませんか?

インターネットで商品やサービスのレビューを見るとき、肯定的なレビューが多く並んでいると、次第に否定的なレビューが増えてくる。
逆に否定的なレビューが多く並んでいると、肯定的なレビューが盛り返してくる。
このような現象は、何なんでしょうか?

ミュージシャンの新しいアルバムの評価。
「あんまりだった」「今回は良い曲ない」「昔がよかった」…がずらりと並ぶ。すると暫くして。
「リピート3回目から良くなってきた」「にわかファンにはわからないアルバム」「最高傑作」…などと高評価のレビューがドドドと増えてきます。
例外なくこういう流れになります。

そして僕はよくよくこの流れを見ます。
絶賛が並んでいるのを見ると、そろそろ否定が並ぶよと予言できるようになりました。
そのくらいこの流れはよくあるのです。

この原因について、僕は二つ理由があると思います。

一つ目は、絶賛が続くと否定派が「そんなことない」と、より強い気持ちになるからです。
否定派が絶賛レビューを見て、一つや二つだったら、「まあ人それぞれ」と敢えて否定レビュー書くこともないと穏やかの気持ちでいたと思います。

しかし、絶賛が続くことにより段々怒りに変わってきます。
「そんなことねーだろ!」という気持ちが強くなってきます。
そういう否定派組が、タイミング的に同じ気持ちになってレビューを書くから、否定レビューが一気に増えるのだと思います。

二つ目は、単純に、ずっと絶賛されていると否定したくなるからです。
ちなみに僕もこう思います。
別に根拠もないです。
ただ逆のことを言いたくなるという感覚です。
こういうひねくれている人いませんか?
手を挙げて下さい。
僕は結構いると思っていますよ。

一つ目の理由は納得できると思います。
ただ二つ目の理由はどうでしょうか?
自分でも「何その理由?」と思ってしまいます。
しかし、思ってしまうのだから仕方ありません。

これは反抗心というものかもしれません。
反抗心とは、人は自分の自由や選択肢が制限されたり、強制されたりすると、それに反発して逆のことをしたくなる心理状態です。

例えば、親や先生や上司などに「これをしなさい」と言われると、「しない」と言い返したくなることがありますよね。これは反抗心の一例です。

インターネットのレビューにおいても、賛成が多すぎると、それが自分の自由や選択肢を制限しているように感じることがあるかもしれません。
特に、自分がその商品やサービスに興味があったり、購入したり、使用したりした場合は、自分の判断や好みが他人に左右されているように感じることがあるかもしれません。
そうすると、反抗心が働いて、賛成レビューに対して否定的なレビューを書きたくなるのだと思います。

こんな根拠もなく、ただあまりにもみんなが絶賛するから、否定したくなる奴とはどんな人なんでしょうか?
調べてみました。

自分の考えや感情をはっきりと伝えることができる。
他人との違いや個性を認識したり、主張したりすることができる。
新しいことや知らないことを学ぶ機会が増える。

どうですか?
意外とよかったですね。
ただ…。

他人との対立や摩擦につながる。
自分や相手に不利益をもたらしたり、関係を損なったりすることもある。
「なんの根拠もないの?気持ち悪いなあいつ」と言われる。

なので気を付けましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?