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【あかっぱのブラジル協力隊活動記】ブラジル編vol.3

Boa noite!

こんばんは、あかっぱです(^^♪

ブラジルの私の任地である、アリアンサに来たのが8月末で、早いものでもう10月に入ってしまいました。

ブラジルに来たのがもう2か月前だということが信じられないと同時に、でも早くもたくさんのことを経験したり、思い出ができているなと思う今日この頃です。


さて、今日は午後に日本語学校の授業があったので、それをやって、だんだんと授業のスタイルみたいなのが出来上がってきて、やっていて楽しいと思える場面が増えてきたなと思います。


でも、今日はその授業の後の話を。

授業が終わったあと、子どもたちを見送って、ふと外を見ていると、学校の隣の芝生のグラウンド(かなり広い)の一角で4人の男の子たちがサッカーをしていたんです。

実は前にもちょっと見たことがあって、でもその時は、予定もあって通りすぎただけで終わっちゃったけど、なんかわからないけど、一緒にサッカーやりたいなって思って、グラウンドへ。

近づくと、少年たちがこっちをじっと見ている。

「あー、変な人が近づいているって思ってるかもなー」とも思いつつ、でもここまで来たからと、自分の中での120%の笑顔で、いかにも「私は悪い人じゃありませんよー」というオーラを出しながら

「一緒にサッカーやってもいいか?」

と声をかけたところ

「いいよ」

と。

そして、一緒にやっていると、明らかに上手な二人vsあまり上手でない2人(みんな小学校高学年くらい)でやっていて、自分はあまり上手でない方の2人のチームに。

ドリブルの仕方からして明らかに違う。それを見て、なんか悔しくて、大人げなく、全力で点取りに行って、パス回して、得点した。

逆に、点を入れられると「わー、やられたー」とか言いながら。

そんなことをしていたら、上手でない二人が帰って、今度は上手な二人vs自分で、自分がキーパーでPK対決。

ここでもなんか対抗心が湧いてきて、本気でキーパーやって、結構止めてやった。

そしたら、たまたまグラウンドの外にいったボールを拾いにいったときにいた小学校1~2年生くらいの子が一緒にやるって言ってきて、また上手な二人vs自分と小学校1~2年の子になって、これもなんか対抗心が湧いてきて、小学1~2年の子と点を取りにいった。

そうしてやってたら、あっという間に1時間が経っていて、お母さんに呼ばれて解散。

すると最後に

「明日も5時からやっているから」

と言われた。

小学1~2年生の子は楽しんでくれてるのはわかっていたけど、正直、この少年たちはどう思ってるんだろうな、って思ってたから

「あー、楽しかったんだな」

というのが伝わってきて嬉しかった。


そして、自分個人としては

「なんか最近なかった楽しさだったな」

と。



この1か月ちょっと。

協力隊員としてきて、地域の人や地域の子どもたちとかかわるときにはどこか

「町のため」
「今後の活動のため」

という思いがあって、そのために関係つくりをしてたり、貢献になるような活動をしていたりしていたんです。

でも、少年たちとのサッカーはそうじゃなくて、「教える」とか「楽しませる」とか、そんなのこれっぽっちもなくて。

むしろ、ただたんに自分が楽しくやるだけだったけど、それでもいいんだろうな、むしろそういう感覚をもっと大事にしなきゃな、と少年たちとのかかわりから思ったんです。

少年たちとしても、いつも同じメンバーでやっているのはつまらないだろうし、でも、ここは娯楽がそんなにないから、自分みたいないつもと違った存在が来たらそれはそれでいいかもしれないし、それでその子たちが喜んでくれるなら、自分も嬉しいし。


誰かに言われた活動でも、何かのためになる活動でも何でもない。

職種からしても何にも関係ない。


でも、目の前の子と楽しく過ごす

それを目の前の子も楽しんでくれる


それって、一番、シンプルな自分にできることだし、自分がやりたいって思ってやったこと。

「誰かのため」

って、大事だけど、それを目的にしちゃうと、自分の場合、行き詰ってしまう感覚があったからこそ、今日のサッカーが楽しかったんだと思う。

初心忘るべからず

「ワクワク」や「楽しさ」を大事に、これからも活動していこうと思った一日でした。



最後までお読みいただきありがとうございました。



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