見出し画像

アルツハイマー型認知症の対応策①

今回は、アルツハイマー型認知症の対応策についてお伝えします

①同じ話・行動を繰り返す

原因と対応策

同じ会話を繰り返すのは、会話そのものを本人が忘れているためです。

指摘せずに相槌を打つなど丁寧な対応を心がけましょう。

また独り言の回数も増える特徴があります。

独り言に対して「静かにして」と怒ると悪化するかもしれません。
独り言は無理に話しかけずに優しく見守ることも大切です。
待てないで同じところを歩き回る、何度も立ち上がる「多動」は自分の気持ちを理解してほしいために自己防衛が働いている状態です。
まずはなぜ動くのか理由を聞き、本人の気持ちを汲み取るようにしましょう。

NGな対応例
「同じ話をしないで!」と怒り、プライドを傷つけるような発言をする
本人の発言や行動に対して否定的な態度をとる
独り言を「うるさい!」と怒ったり無理やり黙らせたりする
繰り返す行動を細かく指摘する
動き回るから家に閉じ込める

逆効果になってしまいます。

②外出したがらない/外出してもトラブルになる

原因と対応策

認知症の中核症状として、抑うつや意欲の低下などにより外出したがらなくなる場合があります。

日中の活動量が減ってしまうと症状が悪化しやすくなりますので、まめに話しかけたり、できる家事をお願いしたりしてみましょう。

特に女性は、子育てや家事などされてきた方が多いと思いますので、食器の水ふきなどお願いしてみると快く引き受けてくださいます。

また、外出先での転倒や失禁、居場所や目の前の人が誰かわからなくなる、人に見られることなどへの、不安や焦りを覚えている可能性もあります。

ほかにも、足腰の痛み、体力低下、持病の発症など身体的な理由の可能性もあるので、注意して確認してみるようにしましょう。

NGな対応例
トラブルが起きることを心配して外出させない
トラブルが起こると、責める
③徘徊をする

原因と対応策

徘徊と聞くと、一般的には目的なく歩き回っているイメージがありますが、実際には本人なりに目的や理由があります。

そのため、これを止めさせるのはとても困難です。
例えば、自宅にいるのに「家に帰る」という場合は、子どもの頃に住んでいた当時の自宅を思い出している可能性があります。
そういう場合は本人の話にうまく合わせながら、「お茶でも飲んでからにしませんか」というような対応を心がけてください。

NGな対応例
「ここは私の家じゃない!」というような本人の話を、頭から否定する
外出しようとするのを、力ずくで無理やり止めようとする
④物盗られ妄想・被害妄想

原因と対応策
認知症によって記憶障害が現れていると、大切なものをどこに置いたのか思い出せません。
さらに、介護生活への不満や認知症の症状による苦痛などのさまざまなことが影響して、思い込みで「家族に財布を盗られた!」と言い出すなどの物盗られ妄想(自分の物を盗られたと思い込む)や被害妄想が現れると考えられています。

物盗られ妄想の場合は、家族に頼りたいけどできれば頼りたくないという正反対の気持ちが現れています。

「それは大変!一緒に探しましょう」など本人に共感する言葉を選んで、自分で失くしたものを見つけられるように誘導することが大切です。
また、「置き忘れたのかもしれないですね」と声をかけると落ち着く場合があります。

NGな対応例
「そんなことはない!」と否定したり、責め立てる
叱ったり、無視をしたりする
⑤食事をしたことを忘れてしまう

原因と対応策

記憶力の低下により、食べたことを忘れてしまうのはよくあることです。

また、満腹中枢の障害によって「お腹がいっぱい」という感覚が感じられないケースもあります。

どうしても食べないと気が済まない状態が続くようなら、1回の食事量を減らして数回に分けてもいいでしょう。

また、時計を見せながら「今15時ですね。お昼は12時にカレーを一緒に食べましたね。

美味しかったですね」など、具体的に伝えてみてください。

NGな対応例

「さっき食べましたよ。」などと否定する
気が済むまで食事をさせる
⑥季節や気温にあった服が着られない

原因と対応策

体温調整機能の低下に加えて、時間や場所の認識がなくなる見当識障害、判断力の低下などにより、夏でも冬服、冬でも夏服などを着てしまうことがあります。

対応としては、否定したり、無理やり着替えさせたりするのではなく、アドバイスのようにさりげなく、「あと1枚着てみましょうか」と自然と季節にあった
服が選べるような気づきを与えることが大切です。

また、家の中にカレンダーや季節の飾りを置くことで、季節を感じられるようにするのもおすすめです。

NGな対応例

「その服じゃありませんよ」などと否定する
無理やり着替えさせる
⑦家族や友人が誰なのかわからない

原因と対応策

記憶障害が進行すると、家族や知人であっても誰なのかわからなくなってしまいます。
また、自分自身の年齢もわからなくなることもあります。
パニックにならないように、本人の状況に応じて周囲が合わせましょう。

NGな対応例

「違いますよ」と、間違いを訂正する
わからないことを馬鹿にする
⑧家にいるのに「家に帰る」と言い出す

原因と対応策

認知症が進行すると、自宅に住んでいるにもかかわらず、家に帰ろうとすることは珍しいことではありません。

認知症では、記憶障害や見当識障害によって、今いる場所がどこかわからなくなることがあります。

いる場所にストレスや不安を感じることで、「帰宅願望」が出ることもあります。

引っ越しなどの環境変化があると、より起こりやすくなります。

もしも外出してしまったときの対策として、徘徊予防センサーを身につける、服や持ち物に名前を書く、近所の方への声がけなどをしておきましょう。

近所迷惑だと思い近所の協力は求めにくいです。しかし地域と協力すると徘徊を未然に防げるでしょう。

NGな対応例
本人が帰りたがるのを止めようと、強い口調で怒ったり、責めたりする

⑨夜に眠れない

原因と対応策

認知症により、睡眠障害が見られることは珍しくありません。

そのため、夜間に眠れなくて外出しようとすることがあります。

原因は何なのかを考えて、少しでも眠れる環境・生活習慣づくりを心がけましょう。

多くの場合、日中の活動量の低下で昼寝が増え昼夜逆転、

見当識障害による時間感覚の喪失などが原因として考えられます。

できる限り日中は散歩やおしゃべりなどをして活発に過ごせるよう心がけ、生活リズムを見直してみましょう。

ときには薬の力に頼ることも 選択肢として考えてもいいでしょう。

NGな対応例
怒ったり、寝られないことを馬鹿にしたりする
無理やり寝させる

どうでしたでしょうか?

認知症の対応策他にも様々あります。ほんの一部です。次回も、引き続きお伝えしていきます!

個別でも受付けていますので気になった方は、連絡くださってもいいです!

介護は、一人で抱え込まずチームワークです!

辛いこと、大変だったこと、悲しいこと、胸に秘めていること少しでも

楽になれるようお手伝いさせていただきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?