最初は、ダナンでやるって言っていたから、完全に気を抜いていた。

ハノイに場所が変わったよと聞いても、言うても警備とか大変だからホータイ（北の方にある大きな湖で欧米の人とか多いエリア）あたりでやるんだろうと思っていた。

会談の3日前くらいに入手した交通規制情報を見て、自分の予想が甘かったことを知る。

がっつり生活圏内に、トランプさんとジョンウンさんが入ってくる。

交通規制の情報は、日本大使館の情報よりViet-Joさんが出してくれてたこっちのほうがわかりやすかった。地図付きだとありがたい。

町の変化といえば、まず道路の飾りつけが始める。1〜2週間前くらいから。電信柱には、鉢植えのお花とベトナム、アメリカ、北朝鮮の国旗が飾られる。ちょっと大きめな交差点には花壇もどきが作られる。

会談直前の週末には、結構な数の警備員（正確には公安さん。退役軍人ぽいおじいさまな人もいた）が動員されて、交通規制のリハっぽいことをやっていた。

熱あるレストランとかだと、独自にWELCOMEパネル用意してた。

あと面白い話題的には、トランプカットと金正恩カットが美容室でプロモーションされたり、そっくりさんが登場して強制退去されたりしてた。

んで、いよいよ当日。案の定、交通規制に巻き込まれる。9時〜15時とかで封鎖されるよ〜って情報あったけど、ずっと封鎖されているわけではなくて、彼らが通る前後の30分程度が封鎖されていた。

Grabバイクでオフィスに向かうときにまず１回。オフィス近くまで来ていたので、ディーボー（歩いていくわ）言うてバイクを降りた。

2回目はGrabタクシーにて。降りてもよかったんだけど、Grabだったのでまあいいかと思い（長時間待たされたといって追加料金とかない）、車内でテザリングしてPCいじっていた。

ハノイ市民を観察していると、そこまでイライラしていない感じがする。交通規制に入ったら、舌打ちとかするけど、バイク勢はスマホイジイジして、車勢は煙草休憩なかんじ。バインミー買いに行っているドライバーも見かけたし、車を無人にして、トランプさんたちを大通りまで見に行っている人もいた。 （後続車の人はさすがにキレていたけど）

あと、通訳業界も盛り上がっていた様子で、日本のメディアも多数きていたので、知り合いの通訳さんも大手キー局のコーディネータを努めたらしい。すごいな。

なんだかんだ、合意しなかったけど、ベトナム的にはPRめっちゃできてよかったっていう感じらしいので、まあいいか。

だけど、次はハノイじゃなくて、ダナンとかどうですか？ほら、ダナンは海とか綺麗だし、APECとかもダナンでやっているから警備とかもしやすいしさ。ハノイにしか北朝鮮領事館ないのはわかるし、電車で来るなら北のハノイの方がいいかもだけど、ダナンはリゾート感あるし開放的でいいと思うんだよなー。ハノイでもいいんだけどさ。

とりあえず、警備した人がとても大変そうだったし、ガチで巻き込まれた業界の人とか（運送業さんとか大変そう）、おつかれさまでした。