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4コマ漫画を12日間Twitterに投稿し続けた話

きっかけは仕事だった。
プロジェクトで企画している新しいアイデアを検証することになり、イメージが湧きやすいように4コマ漫画のようなイラストを描く必要があった。
イラストはデザイナーさんが描いたのだけど、その絵がうまくって可愛くって、チームのみんなからも絶賛されていた。

ふと猛烈に私も何かを描いてみたくなり、仕事終わりに描いてみたら案の定全然うまくはないけどなんだか楽しくて
ちょうどゴールデンウィークも始まる頃で暇だったので毎日描いてTwitterに投稿しようと決め、12日間限定で4コマ漫画を描き始めた。

無事最後までやりきり大満足したら、なぜかTwitterを辞めたくなりアカウントを削除した。けどせっかく描いた漫画が消えてしまうのももったいないと思い、ここに再掲することにした。

相変わらず前置きが長いけど、

12日間の4コマ漫画 記録放出
〜4コマではおさまりきらなかった後書きを添えて〜

1日目:関西弁が抜ける

うまくオチをつけられたのはこれが最初で最後。
あと3コマ目のデカさ何?

2日目:園芸療法

1年以上前からドライフラワーが好きで部屋に飾っていたけど、逆さに吊られている花をみて息苦しさを感じ始めたのでえいやで全部捨てた。
本当は初めて一人暮らしの部屋にGが出てショックで部屋を死ぬほど綺麗にしたら花を買いたくなっただけなんだけど。
どんよりしていたけど花を置いたら自分がルンルンし始めた。あと花に話しかけてた。

3日目:深夜ラジオ


かれこれ1年前からこんな生活をしている。最近またお気に入りのラジオ番組を見つけてしまった。深夜ラジオを語りだすと止まらないのでまた今度。

4日目:この世で1番尊い生き物

縁側のある家で猫を飼うことが夢。
最後の4コマ目はわかる人にはわかる、『猫吸い』

5日目:洞察力

ビューティフルでスマートでリスペクトしている先輩の話

6日目:ストレス解消法

友人に1コマ目の「ナアアアア」って猫の鳴き声?と聞かれたが、私だ。
この漫画で伝えたかったのは、『自分のストレス度合いを把握し、自分なりの解消法を見つけストレスと向き合うことが大事なんやで』だったのですが完全に自分のストレス解消法を紹介するだけになった。

7日目:不可逆

描き終わった後に、この「元には戻らない」現象が何かと似ていると思い、思い出したのがJPEGだった。ウェブデザイナー検定受けるときに勉強したやつや。
※JPEGは画像ファイルの拡張子で、一度画像を圧縮すると元に戻せない「不可逆圧縮」という特徴がある。


8日目:表現の自由

12日間の中で絶対にどこかで親友を登場させようと企んでいたのを8日目で達成。そしてブルーピリオドは全巻買った。初めての大人買い。

9日目:お好みで調整してください

これは同期と実際にしていた会話。
こうやって別にどっちでもいいことに対して考えたり議論するのが好き。
例えば夫婦別姓とか転職するしないとか、結果的に一般的な選択をしたとしても、自分なりに考えて咀嚼したいと思う。めんどくさい自分。

10日目:毎日配信の裏側

めちゃくちゃ面白い親友なのでまた登場させたい。

11日目:人間チョロい

世の中の評価とかランキングやSNSがない世界で生きていたら自分は今どんな服を着ていてどんな本を手に取るんだろうとふと思った。
ちなみに大学はマーケティング専攻でした。

12日目:自由

最後は何を描こうか結構迷ったので自分に「4コマで自分自身を表現せよ」というお題を出した。
自分でお題を出しながら4コマの枠に収まってたまるかと思い、まずはコマをぶち抜いた。最後のページを破いているのはここ数ヶ月のどんよりとしていた気持ちに決着をつけ新たな場所へ向かう意味を込めている。
あとこういう風に文章だけじゃなくて絵で表現するのも楽しいなと思って、これで終わりじゃなくて、今後も続けていくぞという意味を込めて下の枠線はあえて描いていない。
適当に描いているように見えて実は全てに意味はあるのだ。

小学生の時、美術や図工の時間が死ぬほど好きだったことを思い出した。
中学生の時、いきなりテニス部を辞めて美術部に入ったことを思い出した。
いつからか絵は描かなくなった。

好きなことって知らず知らずのうちに忘れてしまったり、周りにすごい人たちがいると私なんてと思い、しまい込んでしまう。しまい込んでしまっていた。

自分の好きを取り戻せた、良い12日間でした。

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