青い世界とポカリスエット

何回も何回も再生をして見ている。
涙がこぼれるわけではないけど、目に涙が溜まって、鼻をすする。
この感情はなんだろう。

わたしは今何を感じているんだろう。
わからないけど、わからないから、わかりたくて、何回も何回も再生をして見ている。

ドアを開ける直前に振り向いたあの少女の顔。
なにかを決心した時の顔だった。最後に後ろを振り向いたのは名残惜しいからではない、もう振り向くのはこれが最後、これからは前だけを見ていくという覚悟をしたから。

ドアを開けて駆け抜けたその先にいるもう1人の少女。手を取り合って笑顔になる。
何かを挑戦するその先には隣で支えたり背中を押してくれる人がいる。踏み出すのは怖いことかもしれないけどその先には必ずあなたを受け止めてくれる人がいる。


リモートワークにおいて、テキストコミュニケーションが大切だと言うけれど、
言葉にしないと伝わらないなんて言うけれど、
言葉にできない伝えたい何かを映像に込めるって美しいことだと思う。

その伝えたい何かを受け止めて自分なりに咀嚼しているこの瞬間が私はけっこう好きだったりする。

最後の最後に商品であるポカリスエットが出てくるがその直前までの映像をみても、これは多分ポカリスエットのCMだろうなというのがなんとなくわかる。
それって結構すごいことだと思う。
世界観を創り上げて世に認知させないとそんなこと思えない。

外、空、風、青の世界。学生の姿。
どこか眩しくて儚くて、
あの頃に戻りたいという思いが込み上げてくるこの感覚。

ポカリスエットの新CMをみて、なんだか想いが溢れ出してしまった。

来年も楽しみにしている。ずっと、ずっと楽しみにしている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?