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『一瞬で印象付けさせる』自己紹介の工夫

私はPRの仕事の他に、20代を中心にした社会人コミュニティ "GLAM" を運営しています。コミュニティが運営しているコンテンツはセミナーなどの真面目なものから、筋トレ部や料理部などカジュアルに交流を深めるものなど様々。

参加者はコミュニティのメンバーが6-7割程度、新しく参加するメンバーも3-4割いるので、どのように「すでに仲がいいメンバー」と「初参加のメンバー」を馴染ませるかは、普段から意識しています。これを失敗すると「内輪感」が出てしまいます。

また、人数が多いと「自己紹介聞いても全く覚えてなくて、懇親会の時間に自己紹介し直す」という経験をしたことが多い人も多いのではないでしょうか。

最近コミュニティ外でもセミナーやイベントに参加することが多いので、セミナー運営および参加の経験から、私が普段意識している自己紹介で参加者同士を『一瞬で印象づけさせる』工夫についてお伝えします。

普通の自己紹介では、構造的に『印象付け』は不可能

自己紹介と言えば、普段はこのような内容について紹介するパターンが多いのではないでしょうか。

・名前
・仕事や所属
・イベントやセミナーに参加した理由

でも、冷静に考えると上記の内容って正直面白くないですよね?(笑)

元お笑い芸人の中北氏の著書『「ウケる」は最強のビジネススキルである。』の本には「笑いが生まれる構造」として、「フリとオチ」があり、「フリ」である共通認識を作って、その共通認識とズラした「オチ」を言うことで笑いにつながる、と言うことが解説されています。

逆に言うと「共通認識」が持ちにくい対象は、オチが作りにくく、「おもんない」と言うことになります。

これはセミナーやイベントにおける自己紹介でも全く同じです。エッジの効いていない一般的な情報のみを発信されても、自己紹介をした人の「共通認識」が作れないので、面白くもないし、印象にも残りません

『キャラ立ち』させる自己紹介の仕掛け

ということは、要は自己紹介のコンテンツを考える際に、掴みどころを作る、つまり『キャラ立ちさせる』仕掛けを作ればいいわけです。例えば筋トレ部の場合、名前と仕事以外に

・鍛えたい部位やその理由を話してもらう
・筋肉が必要だと痛感したエピソード
・好きな筋肉の部位とその理由

などを話してもらうことで、その人を印象付ける自己紹介を意図的に行なっています。(かなりマニアックな内容ですみません。笑)

セミナーなどのビジネス関連のセミナーにおいても、単にセミナーに参加した理由を話すのではなく、

・「セミナーで身につけたいこと」が必要だと痛感したエピソード
・その力がついたら、どんな風に社内外で活躍できそうか

など具体的に話すことで、相手に印象に残る要素が生まれます。セミナーの内容に関連させなくてもいい場合は、

・最近ハマっているものやマイブームの魅力を伝える
・土日の過ごし方を1つピックアップして掘り下げる

上記のような内容の方が、より印象に残りパーソナルな関係を築きやすいかもしれません。

これらは、パッとその場で思いついて話すのが苦手な人も多いと思うので、時間が許せば、事前に考える時間を設けてから自己紹介タイムに入るとより効果的です。

印象づけさせるために運営側が実践すべき2つの工夫

上記のような内容で自己紹介をする際に、さらに参加者同士の印象づけを深めるために運営側ができる工夫が二つあります。

①『強めの前フリ』を入れる
想像してみてください。みなさんがあるイベントに参加した時に、どんな風に言われたら、掴みどころを意識して自己紹介をするでしょうか。一般的な司会者の場合、

「今から自己紹介の時間を取ります。自己紹介をする際には、名前と所属、仕事と今日のセミナーに参加した理由をシェアしてください」

と言っている印象があります。より参加者に印象的な自己紹介をしてもらうために、強めの前フリを入れると、以下のようになります。

「今から自己紹介の時間に入りますが、その前にみなさんに1つお願いがあります。普通に自己紹介しても、みなさん正直印象に残らないと思います。なので、今回はぜひ名前と所属、仕事以外に、最近のマイブームについてお話ください!他のメンバーに興味を持ってもらうために、マイブームにハマった理由や魅力などを含めて情熱的に語っていただければと思います!

②聞いている人にキャッチコピーを付けさせる
ある人が自己紹介をした後、それを聞いていた他のメンバーに、自己紹介を聞いてキャッチコピーを考えてもらうと、かなり効果があります

聞いている側は「キャッチコピーをつけよう」と思って、特徴を探す観点で聞くので、結果的に印象に残ることになります。

キャッチコピーはしょうもなくて大丈夫です。出身地、好きな食べ物、趣味…などいろんな要素があると思います。

・(地方出身者で都会に馴染んでいる男性)「Mr. おのぼりさん」
・(筋トレしている人)「週5エニタイムのXXXX」
・(甘いものが好きな人)「スイーツマスターXXXX」

など、色々考えてみてください。個人的な経験で行くと、以下を活用するとキャッチーになりやすいです(また思いついたら追記します)。

・ミスター / ミス + その人がハマっていること
・その人がハマっていること + 王 / プリンス / 貴公子 / 女王 / 姫 / マスター


ぜひみなさんのコミュニティやイベントで活用してみてください!
参加者同士の仲をよくする役に立てば幸いです♫


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