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不登校がメタバースで学ぶという選択

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_GAS4TIAI75ONFM66Z436XWSMXA 

不登校の子どもを持つ親のサポート活動を細く長く続けている。息子の不登校経験からはじめたボランティアである。

その立場から
コロナで、急激に整備された学校でのネット環境、タブレット全員貸与、オンライン授業の実現を目の当たりにして
《やるなぁ教育委員会、できるんじゃん!こんなに早く!》
と、ホッとしたし、
《これで不登校は実質減るのかも^_^》とも思った。

しかし、結果は逆。

コロナステイで、以前よりも明確な理由もなく、学校に通いづらくなってしまった子が増えた。しかも小学生低学年からが激増。
学校の方も無理しなくていいよという態度にかわったため、前よりも先生からのフォローがあっさりしている。
毎日の出席確認も、ネットとなった。つまり休むときも電話連絡ではなく、ネットでポチっとすればいいそうだ。
学校とのつながりがとても細くなってきた。

さらに、近所の中学2年の不登校生徒の親に聞いたところ、
on-line授業は不登校の生徒には参加させてもらえないとか。(学校によって対応が違うかもしれない。)
これについては、市の教育委員会に直訴をするようアドバイスした。
【学校には行けないけど、学びたい】と言う生徒を、
on-lineという方法があるのにもかかわらず、拒否するのは絶対違う。
コロナ自粛でのオンライン授業はよくて、
心の事情でのオンライン授業は認めないなんて。
納得できないから。

さて、実験中の不登校向けのメタバースの学校があるという。アバターで登校できて勉強もできるのならとても心強い。

なぜなら、ギリギリまで心をすり減らしてからの不登校状態は、生徒本人の心に相当なダメージを負わせる。
さらにその時の親の子への接し方によっては、子どもが心の扉を固く閉ざすため、再び社会にでるまでに長い時間がかかってしまう。
だから心に余裕のあるうちに、自主的に、自分の判断で
メタバースの学校を選ばせてあげられたなら、その子なりに自信をもって学びを続けられるのではないか。
自己肯定感も損なわず、その後も、前向きに十代を過ごせるのではないか。そう思っている。

息子が中学生だったころにメタバースの学校があったなら。
普通の学校でもon-line授業があったなら。
あんなに心が疲れ果てるまで無理に学校に通わなくてもよかったのになぁ~。なんて、母親目線でも思う。

今は不登校にも選択肢がある。
目指すのは、前向きな不登校。
学校に行けないのではなく、別の学び方を選択したという自信。

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