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#4 精密検査の結果と治療方針発表

これを記録している現在は、治療が始まって3ヶ月目くらいです。
「書く気分じゃない」という自分勝手な気分によりかなり間があきました。

ある日突然、病院から電話が。
「まる子さん、明日、循環器内科受診してほしいから来てください。」
と言われて行ったら、循環器内科の受診だけじゃなくて、検査結果も伝えられました。

精密検査の結果

この日、初めて主治医とお会いすることになっていました。
私より前に呼ばれている人の雰囲気から何かが違う・・・
「今日○○先生(主治医)急遽お休みなんです。」
「今日は別の先生の診察になります。」と看護師さんが言っている。
えぇ!と思いましたが、まぁお医者さんも人間。
自分のことや家族のこと等、色々と事情はあるよな〜と。
ということで、検査結果を別の先生2名から別々に聞くことに。
1人目の先生の診察は、心臓が気になるので循環器内科行ってねっていう話。
検査結果と治療方針を話してくれたのは2人目の先生。

2人目の先生の診察


Dr.:以前の病院の先生から詳しく病状を聞いていますか?
私:「詳しくは、精密検査後に次の病院で聞いてね」って言われてます。
Dr.:え、あの・・・病名は・・・聞いて・・・ます?
私:(先生、代理診察やのに、オレが告知するんか?て思ってそう・・・)
私:あ、病名は、はい。乳がんだって聞いてます。でも病状はわからないです。
Dr.:そうです。左胸の、乳がんです。(おそらく安心したはず。)
Dr.:乳がんと言っても、種類があります。全部同じじゃないんです。

乳がんに種類があるなんて初めて知りました。
私の場合・・・
・ホルモンレスプター 発生なし
・HER2 発生なし
・Ki 67 高い
・顔つき 3
・リンパ節1箇所転移(しこりと一緒にここも検査済みだった)
トリプルネガティブで悪性度が高いという説明を受けました。

あぁ、なんかめっちゃ酷そう・・・私これ、死ぬ・・・?
もうこれしか考えられなくなってました。
それでも先生の話は先に進みます。
Dr.:ステージっていうのがあります。
私:(あぁ・・・きた。これドラマで見たことある。こわい・・・)
私:(なんで私今日、1人で来たんやろ。これ家族で聞くやつやん・・・)
Dr.:それで、まる子さんのステージは、、、Ⅱです。
私:(こんなに悪そうな話やったのに2・・・!?変にほっとしました。)
Dr.:あの、乳がんだけでは人は死にません。
Dr.:亡くなってしまうのは、他の臓器や骨に転移することが原因です。
Dr.:今の所、調べているしこりとリンパ節以外の転移はないです。

治療方針

乳がんの治療方針は大きく2つだそうです。
先に手術をして、その後投薬治療をする。
先に投薬治療をして、その後手術をする。
私の場合は、しこりが3cm強と大きかったので、先に投薬治療を行うとのこと。

先に投薬治療をするメリット


・効果が目に見えてわかる(しこりが小さくなるのがわかる)
・乳房の温存率が上がる

先に投薬治療をするデメリット


・しこりが大きくなる可能性(薬が合わない時)
・単純に手術が後になること

仮に、先に手術をしても、今ある腫瘍しか取ることができないそう。
もしかしたら、他に散らばっているかもしれないけど、確認できないと取れない。
そうなると、今の腫瘍を取っても、転移して再発の可能性が大きい。
私の乳がんの場合は、先に投薬治療を行う方が効果的だという判断。
これも、乳がんの種類やステージに等によって違いがあるのだと思います。

投薬と言っても、種類がある。
トリプルネガティブということで、ホルモン治療は効かないとわかっている。
私の投薬治療は、抗がん剤を使うとのこと。
EC療法という治療法になることがわかった。

副作用


副作用の説明もありました。
・脱毛
・倦怠感
・発熱
・手足のしびれ等
人によって副作用の出方も違うということ。
副作用については、治療が始まってからの記録に残す予定。

治療スケジュール


・2週間に1回×4回 点滴(赤い色の薬)
・点滴の2日後 ジーラスタ注射(白血球を増やす薬)
↑これが終わったら・・・
・1週間に1回×6回→2週間休み→1週間に1回×6回 パクリタキセル点滴
・投薬終了後、再度検査→手術

この病院には、乳がん看護の認定看護師さんもいらっしゃいます。
血液検査の結果によって、投薬するかしないかを毎回決めるそうです。
体調が悪かったり、血液検査の結果が良くなかったりするとその日はできないとのこと。
順調に行くことはまずない。
飛んで当たり前。
投薬できなくても落ち込むことはない。
と、教えてくれました。
年内に手術ができたらいいねーくらいに思っておいて!って。
乳がん認定看護師さん、この方、めちゃくちゃ頼りになる!
一瞬で大好きになりました。

病院から連絡がきて、突然、明日来て!って言われて行ったらこれでした。
結果発表あるなら教えておいてーーーって心で叫びました。
よく1人でこれだけ聞いたなって思います。
それだけでエライ!
主治医の代理の先生に、職場に提出する診断書もいただきました。
10時に病院に行き、出たのが16時過ぎ。
長〜い1日になりました。

そんなこんなで、私の術前投薬治療が始まりました。

ここまでも、この後も何度か泣きました。
それでも、まだ自分が乳がんだという実感がない不思議です。
自分の図太さに驚きます。
あと、家族や友達が変わらず明るいことに感謝しかないです。




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