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退職の日を迎えて

中学2年の時に出会った二人の先生が、
私を教師へと導いてくれました。

一人は英語の先生

授業の中でアメリカの話をたくさん聞かせてくださいました。その全てが新鮮で刺激的で夢のような話でした。

「アメリカに留学して英語の教師になるぞ!」

と、この時に決心しました。

もう一人は、若い生徒会顧問の先生

当時、私の通う中学校は丸刈り頭にすることが校則になっていました。

その校則を変えるために、顧問の先生の強力なサポートの下で生徒会の副会長、会長として取り組み、丸刈りの校則を廃止することができました。

その先生の口癖は、

「文句ばかり言ってるだけでは何も変わらない。行動しなきゃ、変えられない

でした。

それ以来、これが私の座右の銘になっています。

大学時代の一年間のアメリカ留学

ホームステイでは息子のように可愛がってもらい、長距離バスの旅では地球の表面を実感させる広大な土地に驚愕し、大学生活では世界中の人々と交流を深め、人生観が変わりました。

念願叶って英語教師になってからは、
無我夢中でした。

若さと情熱で生徒とぶつかり、
勢いだけで校内暴力を静めようとした20代

苦しみもがきながら、

「こんな毎日では、とても60歳まで体力がもたない」と、悲観する日もありました。 

新たな環境での様々な出会いにより、
視野が広がった30代

イギリス6ヶ月研修では、
英国文化の歴史と伝統を体感しました。

小学校への異動後は、子どもたちに英語の楽しさを伝えることに夢中でした。

新たな角度から学校や教育を
見つめ直した40代

教育委員会や不登校の施設へ勤務しながら
教育の不易流行について考えるようになりました。

教育の中には、変わってはいけないものと、
変わらなければならないものがあることを
胸に深く刻み、学校経営に取り組みました。

自分に起きていることは、
全て意味があると思えるようになった50代

考えや行動が偏ったものになると
それを警告し、修正する機会が
必ずやって来ることに気付きました。

それまで培った知識と経験が
うまく結びついて問題の解決策が
イメージできるようになりました。

37年間の教員生活
何の後悔もありません。

全てが夢中でやってきたことであり、
毎日が充実していました。

今このように思えることに
とてもホッとしています。

これも全ては、
これまで出会った一人一人の皆さんの
おかげであると心より感謝申し上げます。

そして、いつも私を勇気付けてくれた
子どもたちの笑顔に

ありがとう!

今の心境は、
13歳で、教師になりたい!
と思った時と同じです。

第二の人生について、
とてもわくわくしています。

これからは、
自分がこれまで助けてもらったように
助けや支えが必要な人のために
少しでも力になりたいと思います。

恩返しや恩送りをすることが、
これからの私の使命です。

これからもどうぞよろしくお願いします!

最後までお読みいただきありがとうございます。

明日も絶好調!