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今年読んだボードゲーム関連の本

本記事はボードゲームに関わるエトセトラ Advent Calendar 2021の12月18日の記事です。
昨日は、ハルバラドさんの超個人的2021年初プレイボードゲームランキングでした。8位、5位、4位、2位、1位が未プレイかつ遊んでみたい。各順位がどんなゲームだったのかは君の目で確かめてくれ!!!


さて、今年はコロナ禍でボードゲームを遊べない余暇も多くありましたので、ゲーム関連の本を色々読みました。また、2年ぶりに参加したゲームマーケットでも面白そうな本をいくつか買っため、このような記事を書くに至りました。


自己紹介

はじめまして、あかしあです。こんにちは。
最近まで仙台でボードゲームしていましたが、仕事の都合で秋から神奈川県の小田急沿いでボードゲームすることになりました。
また、ゆるあーとというサークルでいくつか同人ボードゲームを頒布しております。見かけたら遊んでね。

そもそも、ボードゲームを始める前は読書ばかりしており、ツイッター読書会や米沢穂信オフ会に参加するような青年でした。高校の時は図書委員長です。
そんな流れもあり、情報は文章で得るほうが好みです。インターネットサイトやツイッターでの情報収集も行いますが、やはりマニアックな内容は本に限ります。ついでに僕自身もアナログなので全部紙媒体です。


ボードゲーム関連の本ってどんなのがあるの?

僕が読んでるボードゲーム関連の本は、大きく分けてゲームデザイナー向けのノウハウ本と、プレイヤーに向けての情報本があります。デザイナーはどちらも楽しめるのでお得ですね。

デザイナー向けはゲーム制作にまつわる話が大半です。ゲーム制作の発想方法や、ルールの書き方などのお役立ち情報が学べます。
情報本はゲームそのもの紹介やルールの紹介、特定のゲームの攻略本などです。漫画も大体はゲームの紹介をしているのでここに入るかなと思ってます。

この他にもボードゲームカフェの紹介本やゲーム棚の本もありますが、読んでません。読みたい人はどんどん読もう。


今年はこれを読みました

商業・同人問わず楽しく読みました。

ゲームデザイン系

ELEMENT
ボードゲームの意匠本。2021年のゲームマーケット秋に頒布されたゲームを中心にアートワークの紹介となぜそのようなデザインにしたのが各デザイナーによって語られている。また、ボードゲームのアートワークでご活躍されている長谷川登鯉氏のインタビュー、リトルフューターで印刷相談を担当されている山崎すはま氏のインタビューも掲載されている。
各アートを眺められるのも素晴らしいが、なぜそのようなデザインになったのか、デザイナーの考え方を学べる点が嬉しい。


ベターデザインボードゲーム
J.C.クリエイツの土井ヴィ氏がまとめた本。9つのボードゲームについて、製作者に同じ質問を投げかけて、製作の創意工夫を引き出そうという試み。Saashi & Saashiさんの出してた創造的な習慣は作家に焦点を当てていたが、こちらはゲームに焦点が当てられている。
製作の動機や発想、ブチ当たった壁とその解決方法はすぐにでも取り入れられる。
妹再生産以外は未プレイなので、プレイしたうえで各記事を読み直したい。


情報系

0からはじめるアナログゲームの確率本
TRPGやダイスゲームで語られる期待値やディスティニードローについて分かりやすく説明してくれる本。分かりやすい算数の教科書です。たかしくんも活躍します。ダイスの確率計算って体感ではわかってるけど、数字にして初めて見えてくるものも意外とある。


ベトナムの民間ゲーム
ベトナムの民間遊戯を図入りでルール紹介。同じアジア圏のため、将棋や囲碁に近いゲームやマージャン的なゲームが遊ばれている。
マンカラをもっと派手にしたようなオー・アン・クアン、トリックテイクのカッテーはいつか遊んでみたい。


ボードゲームラジオガイド
ボードゲームのポッドキャスト紹介本。パーソナリティへのインタビューなど。おすすめ回の紹介もあるので、聴く切っ掛けにも最適。お気に入りのポッキャスト情報はもちろん楽しい。知らないポッドキャスト情報は今度聞いてみようかなという気持ちになる。


ドミニオン見本市
ドミニオンの移動動物園のカードレビュー。王国、イベントに加え移動動物園で初登場した習性も網羅している。レビュアーはドニオンオンラインの上位者や日本選手権の覇者など強い方々ばかりなので、思わぬ使い方なども示してくれる。
移動動物園以前はドミニオンマニアックスとか読んだらいいんじゃないかな。


ライナー・クニツィアのブレイジング・エース!
クニツィアってあのクニツィアよ。ラーとかラマとかの。彼が書いたストーリー付きポーカールール集。
ポーカーという枠に収まりつつも、運要素を抑えたものや、パーティゲームなど多彩なルールをぶちこんでくるあたり、今なお第一線で活躍し続けるデザイナーである。
ストーリーは置いといて、ルール説明後にゲームのリプレイを付けてくれるのは理解しやすくていいね。遊んでみたい気持ちにもなる。


放課後さいころ倶楽部18巻
放課後さいころ倶楽部19巻
完結。中道先生、お疲れさまでした。ありがとうございました。
ボードゲーマーの120%がすでに読んでると思いますが、ここはインターネットなので知らない人が見てしまう恐れもありますからね。内容については伏せます。
次回作はボードゲームではないと思いますが、期待しております!


おとなが愉しむボードゲームの世界
今年、1番話題になったボードゲームの本じゃないかしら。
いわゆる、ボードゲームをしない人を対象にこんな世界もあるんだよ~、とっつきやすいゲームあるよ~みたいな内容かと思っていました。序盤はガイスター、クアルトから始まり、タイニータウン、キャンバスでうんうんと頷いてたらバラージである。正気じゃない。いやいや、写真だけやろと読み進めると普通にバラージの紹介記事まである。力強い。
軽め、パーティ系、謎解き系といったボードゲームしたことない向けの記事も抑えつつ、国内外のデザイナー紹介やゲームの歴史を紐解くなどマニアもにっこりの内容であった。




今年はこれを積みました(あるいは去年から積んでます)

本もゲームも積んでばかりです。良くない。良くないが、積んでしまう。

ルール・フォー・ルールズ
三津浜やサン・ジミニャーノの塔のカズマ氏が書かれた英語説明書をつくるためのガイド本です。僕も早く読んで頑張って自作ゲームの英訳をしたいもんだ。


英語にまつわるエトセトラ
海外に日本の国産ゲームを紹介していらっしゃる、おかん氏による日本語ルールの執筆・校正時のコツなどが書かれた本。こちらも早く読んで頑張って自作ゲームの英訳をしたいもんだ。


台湾の民間ボードゲーム
アジアの民間ゲーム第二弾。
牌文化の印象があるので麻雀系のゲームが多いんだろうなと予想。


タイの民間ゲーム
アジアの民間ゲーム第3弾。
タイって何を遊んでいるんだ。全然想像つかない。


カードゲームを支える技術
顧客が本当に必要だったものゲームや理解のある彼くんになろう!などの反社会人サークルさんの各々が執筆した技術書。
ゲーム作りそのものではなく、それを手助けするソフトの使用方法や制作進行のノウハウ紹介をまとめてあるとのこと。これも早めに読みたい。


ユーロゲーム 現代欧州ボードゲームのデザイン・文化・プレイ
なんか難しそうなのでちょっと積んでいる。目次だけパラパラ見るに面白そうな内容なので精読したい。


ここからは去年から積んでいる本です。

BRASSの解体新書
白ブラスの攻略本。白ブラスは好きなのだが、ドミニオンほど繰り返しプレイできるゲームはないのでちょっと後回しにしてたらまた年を越しそうです。


ゲームメカニクス大全
だって厚いんだもん。持ち運びづらいんだもん。読まなきゃいかないのは分かってますが、かなり負荷がかかるので心穏やかな時に読む予定です。今年は心穏やかな瞬間がなかったってコト?


ボードゲームしてない時間もボードゲームのことを考えれるって素敵やん?


ボードゲームは楽しいですが、そこそこの時間と友達が必要なのが難点ですね。でも、隙間時間もボードゲームに浸っていたい。そんな時にBGGやブログを読むのも楽しいけど、ボードゲームに関するマニアックな本を読むのも楽しいよーって話でした。



明日は、sytkmさんの今年楽しかったものです。楽しみにしてますからね。

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