伊藤が181㎝の巨人撃破で、ベスト4進出 中国4強独占を阻止 準決勝は王曼昱と対戦!(卓球ITTFファイナルズ2020)

卓球ITTFファイナルズ2020、日本は6選手参加も1回戦で5人が姿を消してしまいました。
唯一準々決勝に残った伊藤美誠に期待がかかりました。

準々決勝の相手は中国の王芸迪。世界12位、23歳とこれから期待がかかる選手です。
中国は卓球人口3千万人ともいわれており、国際大会に出てくる選手というのは壮絶な国内での競争を勝ち上がっています。
ですので、ランキングにかかわらずとても強いのです…。

まして、今大会のように中国トップ選手が何人も出ているということで、日本勢だけでなく、海外選手も次々に敗れていきました。
男女とも、4強は中国勢だけという可能性もかなりありました。

そんな中、伊藤美誠が奮闘、ルセットで王芸迪をやぶって鳥肌が立つような試合でした。
伊藤は152㎝、王芸迪は181㎝。パワーやリーチではかなわないわけですが、高い技術が勝負度胸、戦術やメンタルで勝った試合でした。
スタッツを見ると、相手のサーブの時に多く得点できたのが大きかったです。
やはり本当に強い選手というのは、接戦や終盤に強いと思います。
この試合、伊藤のプレーは素晴らしかったです。試合展開がおもしろく、久々にすごいものを見た! という感じでした。

準決勝は王曼昱(中国・5位)と対戦です。苦手としている相手ですが、勢いがある伊藤ですので、どうなるか楽しみです。


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