AJCC振り返り


AJCC結果 JRAホームページより

◎モリアーナ 4着

 結果は残念でしたが、良い伸び脚だったと思います。最後方から3、4コーナーで捲っていき、馬場の中央を鞭一つでビュンと加速しての走りでした。
今回の典さんのコース取りは恐らく中山9Rの若竹賞を見てのものだと思います。若竹賞は内回りの芝1800mで、ルカランフィーストがコーナーで捲って、そのまま馬場の中央に進出し差し切った見事な勝利でした。
 自分もこのレースを見て、モリアーナも同じコース取りができれば勝てると感じ観戦していたら、典さんが完璧に同じコース取りをして来たのを見て、その騎乗技術の高さに驚かされました。

 モリアーナについて記事を漁ると、武藤調教師のコメントに、モリアーナは1コーナーあたりでいきたがり、折り合いを欠いたとあり、距離延長+重馬場のスピードダウンが響いてしまったというところでしょう。
 ただ、距離延長を極端に好んでいたモリアーナがこうして折り合いを欠くとなると、もしかしたらキャリアを重ねるに従って、母父のダイワメジャーがより強く出始めているのかもしれません。次走は距離短縮で2000mになると思いますが、案外相性は悪くないかもしれません。

レース全体

レース全体を振り返っていると、少し恐ろしいものを見つけてしまいました。
 というのも2着ボッケリーニ、3着クロミナンスは母母父トニービン。そして勝ち馬のチャックネイトは母父がトニービンのハーツクライ産駒でした。  
 前回の記事を読んでいただけたら分かるのですが、今年の中山芝について、トニービン持ち、特にハーツクライ産駒が好走していると分析しており、トニービン持ちは4頭しかいなかったので、雨を無視していればストレート的中も十分にあり得たレースでした。
 記事では、雨を考慮して、ロベルト系やダイワメジャー持ちに注目してし、結果真反対の印打ちになってしまい、不甲斐ないばかりです。
 AJCCの時間帯には雨も収まりはじめ、馬券内馬が水はけのよい内を通ってきているあたり、馬場の内の方はすでに雨が降る前の状態に戻っていたということでしょう。
 そう考えると、横山武史騎手鞍上のマイネルウィルトスが内を通って終始先頭を走る競馬を選択したのは、そういう考えもあったのかもしれません。ただ、重馬場を苦にしない馬なのだから、無理して逃げずとももう少し下げて普段の競馬をすべきだったのではないかと素人ながらに思ってもいます。

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