Akatuki

独り言を綴ります

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最近の記事

ケンタッキーダービー

今回はどちらかというと自己満足よりの投稿です。競馬の祭典を楽しんでいることを感じ取って頂けると幸いです。 ご存じの通りケンタッキーダービーはスマートストライクの血を狙うのが定石。スマートストライクは一言でいうと直線スピードを強化する血で、全体時計重視のアメリカ競馬では主流に反する血統となります。2022年に19番人気で1着となったリッチストライクが2×3という強烈なクロスをスマートストライクで持っていたことで、広く認知されるようになったが、本質的にはスマートストライクをはじ

    • 皐月賞予想+世代の概観

      藤岡康太騎手の逝去について この記事を執筆中に訃報が飛び込んできました。先週まで騎乗していて当たり前にいた存在が急にいなくなり、心にぽっかりと穴が開いたような状態です。ジョーカプチーノやナミュールを代表に数多くの名勝負を演じたターフの名優で、日本の競馬界になくてはならない存在でした。 謹んで哀悼の意を表します。 はじめに先週の桜花賞を皮切りに、今年もクラシック戦線が開幕しました。クラッシック戦は世代の頂点を決める戦いであり、競馬予想の身には、昨年夏から追ってきた2歳戦、明

      • 根岸ステークス・シルクロードステークス

        はじめに 時間があまりないので手短に書きます 根岸ステークス ◎アマルファマム ◯パライバトルマリン ▲サンライズフレイム 東京ダート1400mという舞台の特殊性を考慮しました。 まず、ダート短距離でありながら直線が長いため、とても差しが決まりやすくなっています。午前中のレースを見てもその傾向は確かです。また地方競馬よりも素軽く、スピードが出るため、トップスピードの能力も重要になります。 ◎アマルファマム 前走の霜月ステークスでの末脚を評価。牡馬換算58kgを背負いなが

        • AJCC振り返り

          ◎モリアーナ 4着  結果は残念でしたが、良い伸び脚だったと思います。最後方から3、4コーナーで捲っていき、馬場の中央を鞭一つでビュンと加速しての走りでした。 今回の典さんのコース取りは恐らく中山9Rの若竹賞を見てのものだと思います。若竹賞は内回りの芝1800mで、ルカランフィーストがコーナーで捲って、そのまま馬場の中央に進出し差し切った見事な勝利でした。  自分もこのレースを見て、モリアーナも同じコース取りができれば勝てると感じ観戦していたら、典さんが完璧に同じコース取り

        ケンタッキーダービー

          AJCC

          はじめに中山競馬場に思いを馳せる  いよいよ中山も最終週です。今年の中山は天候に恵まれ、早い時計が何本もマークされる高速馬場でした。今年の中山芝は、自分的にかなり読めていて、実際にそのおかげでとれた馬券も多かったのですが、大一番の有馬記念にそれを活かしきれなかったのが悔やまれます。  というのも、もともとトニービンの血を持つ馬が良く走っていた年末の中山で、有馬記念の開催週に行われた中山芝2500mが有馬記念以外に2つあったのですが、ハーツクライ産駒がその片方で12番人気3着

          日経新春杯振り返り

          ◎ブローザホーン 1着 〇シンリョクカ 10着 ▲カレンルシェルブル 5着 △リビアングラス 8着 ✖サトノグランツ 3着  まずは頑張ってくれたブローザホーンに感謝です。前走のトラウマを跳ね除け、鋭く伸びてくれました。馬券は、相手が来なかったので取ることができませんでしたが、応援している馬だったのでとても嬉しいです。  レース全体としては、ハイペースと菊花賞組のレベルの高さにしてやられた印象です。  ディアスティマが重い京都芝でありながら、2400m戦で1000m58.3

          日経新春杯振り返り

          日経新春杯

          はじめに新年あけましておめでとうございます  昨年も名馬たちによって様々な物語が紡がれ、非常に見ごたえのある一年でした。JRAとNAR、そしてすべてのホースマンに感謝ですね。個人的にも10万円以上のプラス収支で終わることができ満足です。  今年も素晴らしいレースと数多の名馬たちに出会えることを願って、競馬を追っていければと思います。 ちょっとした昨年の振り返り  昨年の競馬を振り返る中で、最も大きな存在感を放っていた馬は、いうまでもなくイクイノックスでしょう。  私は昨

          日経新春杯

          菊花賞

          先週の秋華賞に続き、牡馬クラッシック最終戦。皐月賞馬とダービー馬の対決は皐月賞馬エアシャカールが制した2000年以来とのことです。なんだかもっとあったようにも思えますが、そんなに珍しいものなのですね。 ともかく、役者に不足はないということです。(フルゲートではないんですけどね…)いざ、この世代の「もっとも強い馬」が誰なのかを見届けるとしましょう。 レース予想まずはこの菊花賞という特殊な舞台について考えていきましょう。 ご存じの通りイギリス競馬を手本に整備された日本競馬のクラ

          秋華賞

          はじめに 異常気象も落ち着き、ようやく秋を感じ始めた頃には、もう今年は残り2ヶ月半。月日の流れは恐ろしいものです。 さて、金杯から見てきた今年の競馬もいよいよ終盤戦。秋天やJCが大怪獣大戦と化しているなか、こちらも"お嬢さん"のラストクラウン制覇に競馬ファンの注目が集まっています。  今年の牝馬は決してレベルは低くないのですが、彼女の常軌を逸した走りの為に、いつの間にか1強ムードが漂っています。早速、"リバティアイランド"のラストクラウンをかけた一戦、秋華賞の予想を始め

          京都大賞典 マイルチャンピョンシップ南部杯

          京都大賞典 ◎2番ヴェラアズール ○10番ヒートオンビート ▲6番ボッケリーニ ☆3番マイネルウィルトス △ 9, 4, 1, 7, 5 久々に京都大賞典が京都で実施されますね。ようやく名前がしっくりくるようになりました。 さて、出走まで時間もないので手短に書いていきます。 アフゴを除き有力な逃げ馬がおらず、ペースは落ち着くのかなと考えています。となると警戒すべきは前残りですが、今のアフゴに展開が向いたとして残せるほどの能力はないと考えています。ですので展開としては、アフゴ

          京都大賞典 マイルチャンピョンシップ南部杯

          凱旋門賞振り返り

          ◎エースインパクト (1着) ◯ウエストオーバー (2着) ▲オネスト (3着) △フィードザフレーム (8着) 話したい事がたくさんありますが、何よりもまず 感動をありがとう、スルーセブンシーズ!!!フォルスストレートを抜け直線に入り、馬群を捌き上がり3F33.3秒の驚異的な末脚で抜けてきたその姿は天翔るペガサスのように輝いていました。 結果こそ4着でしたが、昨年の日本勢の惨敗を覆し、悲願達成もそう遠くないと思わせてくれる走りでした。 来年も日本馬が出走してくれること、

          凱旋門賞振り返り

          スプリンターズS 凱旋門賞

          スプリンターズS ◎マッドクール ◯アグリ ▲メイケイエール △ジャスパークローネ 昨年のイメージなどからイン有利のように思えるが、昨日の中山11R秋風Sを始めとして、最内ではなく馬場の中央を通った馬が好走している。また、マークされるであろうナムラクレアが最内に入ったことも相まり、内は窮屈になるようにも思える。 印も中枠の3頭と人気薄の逃げ馬1頭を選出し、サンデーの血が薄いマッドクールとアグリを本命対抗とした。マッドクールはCBC賞のこともありオッズ妙味もあるので、積極的に狙

          スプリンターズS 凱旋門賞

          産経賞オールカマー 振り返り

          ◎タイトルホルダー (2着) 〇ガイアフォース(5着) ▲エヒト(11着) △ローシャムパーク(1着) △ノースブリッジ(7着) △マテンロウレオ(12着) まずは、おかえりなさいタイトルホルダー!と言える内容だったと思います。無事走り切る事ができ、2着を取ることが出来たことはまず一安心といったところです。 レースとしては△→◎→無印での決着で、馬券としては馬連のみ取ることができました。 対抗単穴が来ればオッズは跳ねたのですが、紐の人気馬では抑えのオッズですね。 レース

          産経賞オールカマー 振り返り

          産経賞オールカマー

          秋を感じるレースのはずが、今年は暑くてそう思えない。 残暑の中山で行われる、誰にでも開かれた別定戦。 中山競馬場 芝2200m (外) はじめに 今年のオールカマーもいいメンバーが揃った。実力伯仲の強豪揃いだ。しかし、この豪華なメンバーのなかでもひと際目を引く馬がいる。タイトルホルダーである。春天の故障からの復帰戦であり、名馬の復活を誰もが待ち望んでいる。競馬ファンとして目を離せない大事な一戦となるだろう。 レース予想 レース予想においてもタイトルホルダーをどう見るか

          産経賞オールカマー