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この先ひとりだったとしても逞しく生きていきたい

いつ何時なにがあってもひとりで生きてく力を身につけていきたい。


そう思わせてくれたのは、久しぶりに観ようと思い立った「ずっと独身でいるつもり?」。8月に完結した恋愛リアリティー番組「バチェラー5」につられて見直していた「バチェロレッテ1」「バチェロレッテ2」「バチェラー4」からの流れでアマプラで行き着いた先がこの作品だった。

田中みな実演じる10年前に出版した本が爆発的に人気となった作家
田中みな実演じる作家の本を糧に仕事を頑張ってきたファンOL
子供も産まれて、インスタの投稿が人気の主婦
キラキラした夜の世界で、可愛さを武器に世を渡るパパ活女子

バラバラな生活環境である4人の女性が、現実問題もがいて、自分を認めて、それぞれの道を歩んでく姿が描かれていて、この年齢にリアルに突き刺さった。

歳を重ねて行くごとに、この令和の時代になっても女性に対するガチガチの価値観てそう簡単には変わらないってことは薄々感じてた。高校受験、大学受験、就職活動を経て就職後の「結婚はまだか?」、「子供はどうする?」「仕事ばっかりしてないで」の第三者からの声。それから数年経ってより大合唱ときた。そんなにいいものなのかと耳は貸すけど、正直な話、自分のペースでいかせてくれと思ってしまう。

それなのに
結婚しても、必ず幸せになれるとは限らない
と突きつけてくるのがこの作品だ。

4人の女性がいれば、4通りの決断があって生き方がある。もともと結婚している主婦以外、どこのゴールも全て結婚には行き着いていない。

ただそれってつまり、結婚というのは幸せになる方法の一つであって、幸せっていうのは人がいればその人数分だけ幸せがあるってことなのかな〜と考えてた。

それと、誰かに自分の人生を預けて責任を取ってもらうんじゃなくて、いつなにがあっても自分ひとりで生きてく力は忘れず付けていく必要もあるんだなと思えた。

田中みな実演じる作家は、年下商社マンと価値観の相違で、結婚寸前まできたところを破談にした。その作家のファンだったOLは、同棲直前に別れを切り出されひとりで同棲物件に住み続けたけど、そこにずっと縋り付くのではなく新たな土地へ引っ越した。キラキラインスタ主婦は、ほぼワンオペ育児の現状から自分らしくいたくて仕事への復帰を決意した。パパ活女子は、若さを失うことはの恐怖と向き合ってタクシードライバーへと転身した。

誰も将来のことは分からないけど、それぞれが決めた道で歩んでいくことを決めた姿はまだ道を固めていない自分にとって勇気をくれる。

結婚はしないと決めてるわけではないけど、幸せになるための方法の一つだと考えるとまだ私にとってそれを選び取る自信はまだない。それに何がこの先あっても自分の人生を自分で責任取れるほどの力はまだ備わってない。ふにゃふにゃだ。

だから、できうる限りのことを仕事やこうして寝る前の少しの時間でも地道に模索しようとしてる。作中の4人のように道筋が見えてきたらまた次の一手を考えればいいかななんて思ってる。例え次の一手が結婚じゃなかったとしても、ひとりで生きてくことになったとしても逞しくこれが私の生き方だと思っていたい。だから今日も視界にある参考書を読んで寝ようと思う。


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