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ハッタリエンジニアの最近買ってよかったもの5選

今回のかきあつめのテーマは「買ってよかったもの」だ。僕は普段エンジニアとして仕事をしているが、もう少し説明すると「30歳からの異業種転職組」であり、大学から情報学などを勉強しているエンジニアからすると未熟者である。いまも絶賛勉強中だ。

そんな僕は普段どのように仕事をしているかというと、ずばりハッタリである。前職が営業職だったことから口だけは達者で、そのハッタリでなんとか転職を成功させ、今はその無理をしたツケで苦労をしている感じだ。

今回の記事では、このハッタリエンジニアである僕が「このツールはハッタリが効くなー」と思うアイテムを効果×コスパ重視で5つ上げてみた。僕と同様に異業種エンジニア転職を考えているひとや、ハッタリ系の新人エンジニアに読んでいってもらいたい。

その①:Udemyの『Python と AWS で始める!! 感情分析 AI を使った実践的 LINE Bot 開発入門』コース

まず最初に紹介するのは、eラーニングサービスであるUdemyの『Python と AWS で始める!! 感情分析 AI を使った実践的 LINE Bot 開発入門』コースである。

タイトルの通り「写真を送ると感情分析をして回答を返すLINEbotを開発するコース」なのだが、もしあなたがITエンジニアとして転職活動をしているなら、これをやってみることを是非薦める。僕が転職活動でこれを使ったわけではないが、このコースは良い。良いと思う点は以下のとおりである。

a) このコース通りにやれば成果物ができる。
b) LINEというツールが提示しやすくて良い。
c) AWSを使っている点も良い。
d) モデルはAWSが用意しているのを使うのでラクチン。

『a) このコース通りにやれば成果物ができる』はこの通りで、『b) LINEというツールが提示しやすくて良い』にも繋がるが成果物をアピールしやすいのが良い。面接の場で「これ、僕作りました」と携帯を出して見せれるのは、とてもインパクトがあるものだ。

(僕が作ったbot画像)

『c) AWSを使っている点も良い』も今やAWSはインフラ技術として必須となっていることからメリットが強いし、『d) モデルはAWSが用意しているのを使うのでラクチン』というのも、モデルを作り込むわけではないのでので絵面が派手な割に簡単だ。

Udemyは定期的に全ての講座が1500円ぐらいになるセールをやっているので、気になる人はまず取り掛かってみてほしい。

その②:『Raspberry Pi 3 MODEL B』

次に紹介するのは超小型PCであるRaspberryPi(以下、ラズパイ)である。バージョンはmodel4が最新だが、金額が9,000円近くするのと入門は低スペックでも問題ないと考えているので、1つ前のモデルであるmodel3(金額は4,000円程度)を提示してみた。(ラズパイがナニか?ということはこの記事でも読んでもらって、ここでは省略する。)

ラズパイがオススメなのは、「やる人間はやるし、やらない人間はやらない」という観点にある。もう少し説明すると、触っている人にとってはどってことないものだが、触ったこともないエンジニアがまあまあいるのがラズパイというものなのだ。なので採用面接などで「休日はラズパイで遊んでいます」なんてことを言うと印象がいい。

じゃあどんなふうに遊ぶかというと、またUdemyで「RaspberryPi」とかで調べたらHandsOn講座がいっぱい出てくるので、それをやればよい。コースをやりきって、そのことを堂々と職務経歴書に書いてしまえば良いのである。

この際注意したいのは、『RaspberryPi入門』などではなく、『RaspberryPiを使って〇〇システムを実装』とか『RaspberryPiと機械学習を使って〇〇を作る』みたいなHandsOn講座をやるのが良い。こういう技術職は「この人間はやる人間なのか、そうでないのか」が採用基準になるので、面接で「学校の入門コースを履修しました」とか言うより「休日は趣味で〇〇を作っています」のほうがアピールできるのである。

その③:多機能マウス『Elecom M-DWS01DBBK』

次に紹介するのは、ボタンが6つあるような『高機能マウス』というものであり、ここでは僕も愛用しているElecomのM-DWS01DBBKを紹介させてもらおう。多機能マウスは以前かきあつめの円さんが紹介していて使い始めたのだが、今では仕事するのに必須なアイテムになっている。

多機能マウスには右クリック・左クリック以外にもボタンが複数あり、僕はそれぞれに「戻る」「タブを消す」「タブ左に遷移」「タブ右に遷移」「デスクトップ画面にする」とつけているのだが、これがなかなか作業性が高くて良い。

そしてこのマウスの良いところは、一緒に画面を見ている人が「え?なにやってるの??」となるところだ。キーボードすら使わずにパッパッパッと作業をしていると「コイツ、やるな。。」となるのである。

(このあたりから技術というより、完全に見た目の話になる。まぁハッタリって言ってるからいいよね。はっはっは。)

その④:Plugable USB3.0 ディスプレイアダプタ

デキるエンジニアはデュアルモニタの使い手である。4枚でも5枚でもモニターを壁一面に並べ、しかもムダに縦に並べるなどしたら、それはもうGoogleのスーパーエンジニアと言って差し支えないだろう。

1つ2~3万のモニターを何枚も買えるなら問題ないが、転職組の新人エンジニアにそんな余裕はない。じゃあどうするかというと、USBディスプレイアダプタを複数使うのである。

このとき注意するのがHDMI端子だけでなくVGA端子に対応しているものをオススメする。ディスプレイアダプタも新品で買えば6,000円近くするが中古で探せば3,000円ぐらいで見つかる。それにハードオフのジャンクモニタを1500円で購入して繋げるのだ。10年前のVGA端子対応のモニタだとそれぐらいで売っている。モニターアーム?そんなものはない。壁に穴を開けたり木工で頑張ろう。

そうすると本来5~6万かかる+2枚のデュアルモニターが9,000円で実現化できる。ほら、これでもう君はスーパーエンジニアだ。

その⑤:覗き見防止モニタカバー

最後に紹介するのはノートPCの覗き見防止モニターカバーだ。

エンジニアという生業は情報機密がしっかりしていないといけないので、モニターカバーをしているだけで「お、こいつ意識高いな」→「さては重要な情報を扱っているレベルなのか」→「スーパーエンジニアだな!!」となるのである。

また一方で、ハッタリ系エンジニアはプロジェクトの内容を聞いたところで「はいはい、分かりました」と言ったものの全く分かっておらず、単語を一から調べ直すことになる。その必死に調べている画面を見られなくてすむというメリットも強い。同僚に画面を見せるときには英語の公式ドキュメントをチラつかせ、見ていないところではQiitaの日本語で書かれている入門編を漁るのだ。

それでも不意に同僚が画面を覗きに来るときがあるが、そういうときはすかさず「デスクトップ画面」ボタンで画面を切り替える。そう、そういうときのために、多機能マウスがいいのである。

【最後に】ハッタリエンジニアという生き方は辛い

さて、ここまでハッタリアイテムということで5つ紹介してきたが、いかがだっただろうか。これから異業種転職をハッタリで乗り切ってやろうと思う人にとって参考になれば幸いである。

最後になるが、ハッタリエンジニアという生き方について伝えることがある。それは、あなたが20代で転職をやろうとしているなら、決してハッタリをオススメしないということである。ハッタリエンジニアは、真正面での転職が通用しにくくなる30代以降の手段なのだ。

ハッタリエンジニアという生き方は辛い。分からないものを「分かる」と言い、それを労働時間とガッツだけで解決する。技術が無いことはすぐにバレるので、その後はハッタリかましていたことを白い目で見られ、拗じられ、それでもやり切るしか無いから頑張る。プロジェクトを切られるか否かのところで踏ん張っていると技術が追いついて、ギリギリ首が繋がる。(あなたの現場でもそんなオッサンはいないだろうか。いたとしたら、それは僕だ。優しく見守ってほしい。)

それでもエンジニアになりたいという人がいたらイイね押してほしい。まだまだコスいハッタリ技術があるので、ニーズがあったら書いてみたいと思う。

記事:アカ ヨシロウ
編集:円(えん)

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