【本】インタビューというより、おしゃべり。 奥野 武範


きっかけ

ほぼ日のサイトがけっこうすきだから。
表紙がかわいくて惹かれた。
聞き上手になるために、インタビューのコツを知りたい。

内容

12人のインタビューをまとめた本。
ほぼ日の編集者である奥野さんが、おもしろいと思った人に話を聞いていく。
対象は、俳優や作家などの著名人から自転車の修理屋さんなどの一般人までと幅広い。
仕事や生き方についての哲学が感じとれる。

ポイント
・脱線するほどおもしろい
・これだけは聞きたいってことがひとつ浮かんたらインタビューしに行く
・知りたいことの大きさ順に聞く

心に残ったことばがいくつか。

江本明
理想の俳優は?という質問に対する答え。
コップを指して、「こんなふうになれたらさ…いいんじゃない?」
「その人そのものとして、そこにある、いる。」

窪塚洋介
「自分の胸がドキドキすること、そのことがいちばん大事だと思ってやってます。」

ピエール・バレー
「自分のやりたいことをすべて出し切って、10年後に聴き直した時、見直したときに、
自分自身で恥ずかしくない音楽や作品をつくれたら、それでいいと、わたしは思ってるから。」


まとめ

一流の人は己を知り、言語化できている。

感想

インタビューって奥深いし難しいのな。
どんな人にだっておもしろいストーリーがあって、それをどう引き出せるか。
その人の生きている時間のうち、1時間を奪っていると考えると心構えが変わってくる。

そう考えると身近な人に感謝の気持ちがわいてくる。
どれだけ時間をかけて、一緒の時間を過ごしてくれたか。

無駄な時間なんてきっとないんだろうけど、相手に無駄と思われるような時間にはしたくないな。
本筋とはずれてるけど、そんなことを思った。


これから

初対面の人に聞くことをひとつ決めておく。

窪塚洋介のところで話題に上がった映画作品を見てみたい。
GO
IWGP
沈黙
市民ケーン
第三の男

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