取り敢えず、今は道半ば。【3】

★ 居場所を探索

取得した「消費生活アドバイザー」の資格を携えつつ、職を求めて探索を開始しました。 

幸いにも、「消費生活アドバイザー」以外の、IT分野の資格を持ち合わせているのが功を奏し、新たな職場を得ることができました。

50代という年齢もありますし、両親の施設や病院への面会スケジュールを考えると、非常勤での勤務は本当に助かりました。心の底から、「仕事を変えて良かった」と思っています。

あのまま、サラリーマンを続けていたら、
私自身が体を壊すか
あるいは、両親の病床や施設を訪ねる機会も乏しい中で、両親を旅立たせることになるのは、想像に難くありませんでした。

平日に1日、たった1日の時間の余裕が生まれるだけで、こんなにも身心にゆとりが得られるものなのかと、感動すら覚えました。

50代になったら、何よりも 健康維持を最優先にしたいと思っていたので、非常勤の職を得られたことは、「シルバー世代に差し掛かった自分への、最大級のギフトが贈られたような」そんな感動を実感しました。永く、こうした働き方を続けたいと…強く思うようになりました。

だけど、一度 その職を得たからといって、未来永劫 その居場所が保証されているわけではなく。(今の時代 絶対の安定なんて そもそもあり得ない)

だからこそ、永く「ニーズにマッチする人材」として求められ続けるにはどうしたらよいのだろう…と考えるようになりました。

そんなとき、「消費生活相談員」の資格が国家資格化されることを知りました。もしかすると、この資格が
 ”将来の居場所を探すための通行手形”
になるのかもしれない…と思い、仕事を続けながら、資格取得を目論むことにしました。