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日焼け止めをやめて皮膚常在菌に頼ってみる

 美白に執着しているわけではないけど、若い頃から、紫外線対策の鬼だった。

 とにかく、肌が弱いのだ。少し日焼けするだけでも赤くなり、そのあと強烈な痒みにおそわれる。かつての職場では「シャブ中疑惑」をかけられたくらい、腕には発疹が出まくる。
 おそらく、紫外線アレルギーなんだろうな、とずっと思っていた。

 顔面には日焼け止め効果のある下地や粉を塗りたくり、首や腕には、クリームタイプの日焼け止めをベッタベタに伸ばす。成分としては「油分」なので、気持ち悪いったらありゃしない。

 でも、仕方がない。日焼けしたら、本当にひどいことになるんだから。

 ・・・とずっと思い込んでいたのだが。

 今年の夏、本当に暑いじゃない? その暑い中、身体中に「油分」を塗りたくるのが、発作的にイヤになった。毛穴がふさがれて、発汗できなくなって、それでよけいに暑苦しくなっているんじゃなかろうか? と考えたのだ。

 とりあえず顔面は、58歳のたしなみとして(笑)パウダーファンデだけは塗ることにした。
 今の仕事では、昼間に外に出ることがあるので、紫外線は避けたい。だけど、油分の多い日焼け止め下地は、やめた。それだけでも相当、顔面、軽い。

 首については、今のところはトラブルを感じていないので、今までどおり日焼け止めクリームを塗っている。

 そして、腕。これがもう、何をやっても発疹祭りで(涙)痒くてたまらなかったのだけど、思い切って、日焼け止めクリームを塗るのをやめてみた。

 外出時は、腕に日光が当たらないよう、日傘をさしてきゅうっと縮こまっている(笑)。この縮こまりスタイルをキープするため、リュックサックで通勤するようになった。両腕を自由にしたいので。

 すると。

発疹が治った!

 ・・・完全に、ではないけど、日焼け止めクリームを塗っていた頃より、ずいぶんマシになった。

 先述したとおり、仕事で屋外に出ることが多々あるので、丸腰で腕を日光にさらすことに抵抗がないわけではない。だけど、この「何も塗ってない腕の風通しの良さ」を体感してしまうと、もう戻れないなと思う。

 なによりも、どうやら私の発疹は「紫外線アレルギー」ではなく「日焼け止めクリームアレルギー」に近いような気がしてきたので。

 というわけで、仕事中の日焼けは、甘んじて受け入れようと決意。だけどやっぱり、完全な丸腰は不安。

 そこで、かねてより愛用している「EM薄め液」を腕にスプレーすることに。

 「Effective Microorganisms」(有用微生物群)の略なんだけどね、EM。とにかくなんだか、エエもんなんですよ(笑)。

 基本的には「EM菌の水割り」なので(笑)腕にスプレーすると、気化するタイミングで涼むことができる。

 おそらく、皮膚常在菌のことも助けてくれるのではないだろうか・・・と私は信じている。焼けるのは仕方ないけど、そのあとの皮膚のことは、皮膚常在菌、頼んだよ! と。そしてその常在菌さんを応援するために、せっせとEM菌をスプレーしちゃうわよ、と。

 なんかもう、ここまで暑い日々が続いて、人間に出来ることなんかエアコンつけるしかなくなったような今の時代、昔から人類と仲良しさんの「菌」に頼ってみるの、悪くないと思うのだ。

 毎朝、お味噌汁を飲んでいるのも「菌」に頼っているから。

 エンバランス加工されたタッパをお弁当箱にしているのも「菌」に頼っているから。

 腸内細菌ももちろん大切だけど、今回は、皮膚常在菌さんと仲良くしてみよう、というお話でした。

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