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【本日6/10で起業から4年】4年間の反省と5期目の決意。

本日6/10は株式会社アイデミーの設立記念日です。
株式会社アイデミーの前身となるGoods株式会社は2014/6/10に登記申請しました。本日で創業から丸4年経ち、ついに5期目に突入したことになります。創業からあっという間に時が経ちました。

4年間のサマライズと5期目の挑戦

4年間を要約すると、上記のグラフのようになります。最初の3年間の下積み時代が目立ちますねw 今回は以下のアジェンダでnoteを書きます。

1. 独自サービスを作っては潰した第1/2期
2. 受託開発で死にそうになった第3期
3. 共同創業者の離脱。出資の受け入れを決意した2017年6月
4. 第4期の挑戦とできたこと、できなかったこと
5. 第5期目の決意

1. 独自サービスを作っては潰した第1/2期

最初の2年間は、とにかくガムシャラにプロダクトを作っていた時期です。どんなプロダクトを作っていたのか、以前ブログで詳しくまとめたので、記述は以下に譲ります。

実は、ブログに述べた以外で開発したアプリもありますw 良くも悪くも、この2年間で諦めない心が育まれた期がします。

在学中に起業したこともあり、この2年間は東大工学部に在学・休学したりしながら、会社経営にコミットしました。

2. 受託開発で死にそうになった第3期

さて、3期目はひょんなつながりから受託開発に勤しむことになりました。受託開発は真面目にやればちゃんと売上があがるビジネスモデルなので、売上があがるにつれ、「あ、ビジネスって面白いな」と初めて実感できました。

有名ヘルスケア系企業のスマホアプリ開発やデータ解析、有名教育系企業のWEBアプリ開発などに関わることができ、非常に勉強になりました。私達のような小さな会社にプロダクト開発を任せてくれた企業には大きく感謝しています。しかし、クライアント企業がいることもあり、〜〜〜のプロダクトは俺が作った!と自慢できない一抹の寂しさも覚えました。

このころ、大学には復学しました。復学して機械学習を用いたデータ解析の研究を行い、いまのAidemyの礎となる技術を体得しました。大学の学部も卒業し、晴れて大学卒になり、友人の多くが社会人になります。こうなると、「学生起業家」の肩書は使いにくくなり、言い訳ができなくなります。

3. 共同創業者の離脱。出資の受け入れを決意した2017年6月

丁度1年前の2017年6月に大きな事件がありました。4年間を共にした共同創業者がアイデミー(当時は社名Goods)を離脱することになったのです。

▲当時の石川の様子▲

1年前の状況は客観的に見て悲惨です。フルタイムは石川ひとり。社員0人。インターン(アルバイト)が10人。受託開発プロダクトが3つくらい進行中。やはり、この状況になると受託開発をちゃんとこなすのもままなりません。受託開発プロダクトもバグが多く、謝罪の日々が続きました。

体制も、株主は100%石川。顧問税理士・社労士・弁護士なし。オフィスはシェア。自分の給料は20万円/月という状況です。「起業は難しいんだな。。。」と相談する相手もいなくひとり寂しい想いをしていた時期がありました。ただ、一方で、ふつふつと「絶対に諦めないないぞ...」と湧き上がる気持ちがあったのも確かです。諦めない心はずっと残っていました。

4. 第4期の挑戦とできたこと、できなかったこと

この状況を変えるには、チームや考え方を変えるしかない。そうするためにも、去年の6月、出資の受け入れを決断しました。出資を入れ、他の株主を入れることで、考え方を刷新しようとしたのです。

出資はSkylandVenturesの木下さんにお願いしました。また、同時に一人のエンジェルにもご出資いただきました。両者とも、出資前からいろいろな相談にのって頂き、起業に必要な考え方をゼロから教えてくださいました。僕やアイデミーを信じてお金を預けてくれたことに感謝が絶えません。

事業アイディアは、SkylandVenturesの木下さんのアドバイスをベースに、以下の3点を大事にしました。

特に、市場のブームに関しては、gumiの國光さんが以下のようの指摘したように、最も重視したポイントです。私は「人工知能」というテーマを選択しました。

AI(人工知能)というテーマは、自分の卒業研究でも触れていました。さらに、受託開発を行っていた時に人手不足を実感しており、課題に共感できる領域でありました。

そこで、「AI+Academy」というテーマで、「Aidemy」というサービス開発に着手しました。教育・研究・人材・開発支援という側面で、AIに関わるプロジェクトを推進することにしたのです。

出資を受け入れるにあたり、第4期では以下の5点を僕自身の決まりごととしました。

・石川はビジネスを考える才能が無い。VCやエンジェルを入れて、アドバイスをもらう。mtg前にちゃんと準備をして気に入られる。年上から愛されるようにする。
迷うことにかかるリソースを最小化し、実行するためのリソースを最大化する。アドバイザーから言われたことは全部やる。
・受託開発はすべて切る。スケールできる売上を立てる。
全部僕がやってから他の人に任す。深夜・休日関係なしで、手触り感を大事に。
テクノロジーにちゃんと詳しくなる。

「アドバイザーから言われたことは全部やる」というのは、クラウドワークスの吉田さんの講演を聞いて、そのまま取り入れた部分です。初期から優秀な投資家であるSkylandVenturesの木下さん、UTECの郷治さん、エンジェルの金田さん、成田さん、あやたんさんに囲まれたこともあり、アドバイスは的確でした。素直になって良かったと思います。

最後の「テクノロジーにちゃんと詳しくなる」の部分だけ、この1年間で達成できなかった内容です。この1年間、機械学習の理解を深めるため、東大大学院で松尾研の授業を受講していました。しかし、まだまだ先端エンジニアの話が理解できないこともあり、この点は努力が足りない部分でありました。反省しています。

 5. 第5期目の決意

以下を第5期目の決意にしたいと思います。

素直に生きる。アドバイスを傾聴し、Aidemyにとって優れたものであれば、プライドを捨てて積極的にパクる。
採用には妥協しない。迷ったら採用しない。この1年間は幹部候補と一緒に会社を大きくする。信頼できるCOO, CTO, CDO, CAIO候補を採用し、拘るポイント、拘らないポイントを明確にし、拘るところはとことん拘る。
時価総額1,000億円以上の会社にするために逆算すると何が必要な考え抜き、ビジネスの優先度を決める。
・個人として、新しいテクノロジーに貪欲になり、先端領域のエンジニアリングに触れる。
・個人として、毎週必ず英語ワークを1時間以上設け、交流会の類でスムーズなビジネストークができるようになる。

現状、Aidemyは正社員で13名のチームになりました。優秀な仲間に囲まれているので、この1年間で会社が一気に成長するのは間違いないと思います。しかし、もっとレバレッジをかけて会社を大きくしたいですし、一緒に勝負出来る人材もまだまだ足りていません。一緒にAidemyを大きくする方を広く募集しています。

Aidemyは人材を募集しています!

Aidemyは「社会とテクノロジーをつなぐ」ことをミッションに、AI特化型のプログラミング学習・転職支援・技術支援サービスを提供する東大発ベンチャー企業です。

フルタイムの幹部候補、及び休学中の大学生は#スピードMTGにエントリーください。アルバイトでのコミットを希望している方はAidemyインターン選抜説明会にエントリーください。皆様とお話できるのを楽しみにしております。

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