Adobe Analytics初心者記録2(AAの基本について)

Adobe Analyticsの基本要素

AAとGAの名称の違い

AdobeAnalyticsとGoogleAnalyticsは上記のような言葉は違うものの同じような意味の指標が存在しているためGAに触れた経験があれば活かせる部分がある。
AAの基本要素として重要になってくるのは「訪問」と「訪問者」に加えて、「ヒット」になってきます。ヒットの単位があることによってセグメントを作成する際にGAよりも細かくスコープする事ができ、無駄なデータを排除できます。

ヒット・訪問・訪問者のイメージ

ヒット・訪問・訪問者

ヒット、訪問、訪問者を図にするとこのような図となる。
訪問は30分の放置などの条件で計測が切れる。
この図の場合、ページAはヒットは2、訪問は2、訪問者は2となる。ページDの場合、ヒットは2、訪問は2、訪問者は1となる。この構造をしっかりと理解しておかないとセグメントビルダーやパーティシペーションを使用する際に躓くことになってしまう。

パーティシペーションとアロケーション

パーティシペーションとアロケーションは主にコンバージョンに対するページの貢献度を確認したい時に使用するものです。この二つを使用する際に割り振る範囲を「訪問」か「訪問者」のどちらかから選択することになります。

訪問者パーティシペーション
訪問者アロケーション

訪問者パーティションの場合、図のように訪問者のスコープでCVが発生する以前のページに1が割り振られます。訪問者アロケーションの場合、CVが発生する前に5ページ経由しているため1/5=0.2
となり各ページに0.2ずつ割り振られます。これが訪問パーティシペーションの場合はCVが発生した訪問内でCVまでに経由したページに割り振られるため、ページAとCに1が割り振られます。訪問アロケーションの場合は、CVが発生した訪問内で2ページ経由している為、ページAとCに0.5ずつ割り振られます。パーティシペーションかアロケーションか、訪問か訪問者かどれを使用するのか分析者がしっかりと見極める必要があります。

トラッキングコード

トラッキングコードはAAにもGAにも存在していますが、それぞれ意味が異なっています。GAのトラッキングコードはサイト内に埋め込み計測を行うものであるのに対し、AAでのトラッキングコードとはURLパラメータ内に設置し、リンクをクリックしてからの移動や行動がわかるようにするものとなっています。例としてバナーにトラッキングコードを設定するとそのトラッキングコード付与されたユーザーがコンバージョンしているのかなどを調べる事が可能になります。AAでのトラッキングコードはGAで言うと、utm_から始まるカスタムパラメータのようなものと言えます。

最後に

今回はAdobe Analyticsの基本的な用語についての説明となりました。ここを押さえておかないと分析を行う際に頭がこんがらがってくるのでしっかりと理解しておくことをお勧めします。次はAdobeAnalyticsの特徴のひとつである「変数」について解説できればと考えています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?